手軽なドライマウス対策
ドライマウスとは「口の中が乾燥してしまう」状態ですよね。このドライマウスによって口臭をはじめ虫歯・歯周病リスクの高まりや、舌の痛みなどいろんなお口のトラブルの原因となっているので日常生活での対策はとても大切ですよね。
そこで一番簡単なドライマウスをご紹介しますと・・・それは「よく噛んで食事をする」ということです。
これは「唾液が減ってしまうことでドライマウスになりやすいのならば唾液を出せば良い」というものすごい簡単な考えからの対策ですがとっても効果的で、意識的にしっかりと噛むことを心がけて食事をするだけでもかなり唾液の量は変わってきますよ。
もちろんよく噛んで食事をするには、加工食品やファストフードなどの柔らかいものではなく、素材そのままである程度の硬さを感じながら食事をすることが大切です。
・・・とはいえ普段からあまりアゴを使っていない人がいきなり硬い食材を食べようとすると歯やアゴに負担がかかるので、自分の噛む力に合うような程良い噛みごたえの食材からスタートしていって徐々にしっかり噛むことを習慣化できれば良いと思います。
そして「唾液を出す」ということから考えれば「唾液腺のマッサージ」も有効ですね。
もし唾液腺という言葉を聞いたことがなくてよくわからないという人でも「唾液腺のドコの部分をどんな強さでマッサージすれば良いのか?」なんて特に深く考える必要はなく、男性に生えてくる「もみあげ」部分にある「耳下腺」という一番大きな唾液腺を「頬杖をつくように」手を添えてグルグルと軽くマッサージするだけでOKですよ。
その他にも睡眠中に口呼吸になって唾液が乾き、ドライマウスになってしまうという人もおられますよね?
そういった場合は睡眠中に「マスク」を使うことである程度唾液の蒸発が防げます。
ここで使用するマスクはドライマウス用に作られた唾液が蒸発しないように湿らせて使用できる商品もありますが、購入するのが面倒だという人でも花粉や風邪対策用のマスクでも効果は実感できるのでお試し下さいね。
マスク以外にも唇を閉じるように止めることができるテープが売っているので、イビキなどの問題もあって口呼吸自体をしたくないという人はご利用になってみてはいかがでしょうか。
そして唾液の分泌を増やすことで大切なのが「ストレスを溜めない」ということも重要なんですよ。
これはストレスや加齢によって自律神経が乱れやすい状態になると唾液の出る量が少なくなってしまい、ドライマウスになってしまうという流れなんてすけど・・・「ストレスを解消しましょう」といってもナカナカ実行するのが難しいんですよね。
でも実践することがかなり難しいこととはいえ、規則正しい生活やストレスが発散できるような趣味や方法を探して心の健康を心がけると唾液もしっかりと出てきてくれるので皆さんもオーラルケアの1つの手段として実践されることをおすすめします。
手軽なドライマウス対策のまとめ
- ドライマウスによってお口のトラブルのリスクが高まるので日頃からの対策が大切
- ドライマウスは「唾液の量が減る」ことと「唾液が乾きやすい状態になる」ことで起きてしまう
- よく噛んで唾液の量を増やすことがキホンでありながら一番大切なドライマウス対策
- 唾液腺をマッサージすることで唾液の量を増やすことも有効
- 睡眠中は口呼吸で唾液が乾かないようにマスクや口を閉じることができるテープ
- ストレスによって唾液が減るので、心の健康はオーラルケアと深い関係がある