この記事ではオーラルケアの手段としてとっても大切な食事に関してご説明したいと思います。
歯周病と食事
毎日欠かさずする食事だからこそできるだけ歯周病リスクが低くなるような食事にしたいですよね。皆さんの中には「甘いモノを食べ過ぎると虫歯になるのはわかるけど、歯周病も食事と関係あるの?」と思っている方もいるかもしせません。
でも歯周病のなりやすさと食事内容はとっても深い関わりがあるんですよ。
ものすごく簡単に言ってしまうと歯周病予防に良い食事とは「栄養バランス良く食べることが大切」であり、これはお口の健康は全身の健康と関係があることからもわかるのではないでしょうか。
そしてこのバランスの良い食事の例を挙げると、緑黄色野菜や小魚、大豆、精製されていないお米や小麦を使用した主食となり、ビタミンやミネラル、カルシウム、食物繊維を積極的に摂っていきましょうということなります。
それに上に紹介した食材は栄養バランス以外にも「噛みごたえがある」という特徴があります。
この「噛みごたえ」はとっても大切な要素で、よく噛むことによって唾液の分泌が活発になったり顎の骨がしっかりと発達して歯並びにも良い影響を与えるので結果的に歯周病予防にもなるということなので積極的に食べたい食事ですよね。
・・・とここまで歯周病予防に良い食事内容を書きましたけど、「歯周病リスクが高まる食事」となると逆に栄養バランスが良くない高血圧や糖尿病、貧血などを起こしやすくなる体に悪い食事ということになります。
とはいえそれだけでは説明が大雑把すぎなので例を挙げると、「脂肪やタンパク質が多く、加工された柔らかい食品」であり、「ハンバーグをはじめとした加工食品」とか「ジャンクフード」がパッと思いつくと思います。
これらの食事は外食の定番で低価格で手軽に食べられるメリットがあるとはいえ、やはり食べ過ぎは良くないことは明白だというのは頭では理解している人は多いですよね。
とはいえ個人的にもこういった食べ物は大好きなだけに「絶対に食べてはいけない」ということではなく、頻繁に食べることを控えたり、お昼にファストフード店を利用したら夕食はお野菜や魚中心の食事にするとかのバランスを摂る程度のケアをされればとりあえずは良いと思います。
皆さんも歯周病になると様々な全身疾患へ繋がってしまうというお話を聞いたことがあると思いますけど、やはり歯周病になりやすい食事や健康状態を続けている事によりさらに症状の悪化や進行速度に悪影響が出てしまうので食事でお口の健康と全身の健康ケアをしていきましょう。
結局は、いくらブラッシングやフロスなどでお口の中が綺麗になっても、その土台となる歯や歯茎を含めた体自体が万全でないとオーラルケアは上手くいかないということになりますよね。
食事で歯周病予防のまとめ
- 体に良い栄養バランスに優れた食べ物は歯茎の健康にも良い
- タンパク質や脂質を摂り過ぎることなく、ビタミンやミネラル・カルシウムなどが含まれた食事を心がけましょう
- 加工されていない噛みごたえのある食材は唾液の分泌を促してくれるので大切
- 健康のことだけをストイックに考えて食事をするのではなく、無理のない範囲で食事内容を緩やかに変える方が長続きするのでオススメ
- ブラッシングなどのオーラルケアだけでなく、健康的な歯や歯茎に必要な栄養を摂っていないと意味が無い