強い噛み締めで起こる「知覚過敏」

噛み締めで知覚過敏
「冷たいものを飲むと歯がしみる」などといった「知覚過敏症状」は重大な病気とは言えないまでも、生活に影響で出てしまうので対策をしたいですよね。
そこで「知覚過敏と噛み締めの関係」についてご説明したいと思います。

知覚過敏と強い噛み締めの関係


知覚過敏といえば、「虫歯や歯周病の悪化」で起こることはなんとなく皆さんもご存知だと思います。

それに「ブラッシングのしすぎも原因のひとつ」と言われてますが、歯の根元は強いブラッシングによって傷つけてしまうケースがあるとはいえ、実際のところブラッシングだけではなかなか硬い歯を傷つけるというところまではいかない人が多いんですよね。

ですのでそういった理由よりも「噛み合わせが悪いことによる睡眠中の強い歯ぎしり」が大きな原因であるケースがよくあるそうですよ。

というのも私達が「日中に起きている時の噛み締める力」と「寝ている時に睡眠中に無意識にする噛み締めの力」では何倍も違いがあり、噛み締める力の制御が効かない噛み締めを続けることで歯の根本に大きな力が加わり、「くさび状欠損」という傷ができることで知覚過敏が発生してしまいます。

くさび状欠損によって小さな傷ができてしまうだけでも冷たいものが歯の神経を刺激してしまいますし、歯ぎしりによってひっきりなしに神経を刺激していると神経が痛みに対して敏感に反応してしまうので睡眠中の歯ぎしり対策をする必要がありますよね。

具体的には睡眠中の歯ぎしりは「ストレス」や「噛み合わせが悪さ」が原因となることが多いので、これらの原因を取り除くことやナイトガードで歯へのダメージを軽減させることが大切なのではないかと思います。



ちなみに知覚過敏対策用の歯磨き粉も数多く販売されておりますが、知覚過敏がひどい場合には歯医者さんで知覚過敏用のお薬を塗ってもらうこともできるので一時的な症状改善としてご相談されるのも手ですよ。



知覚過敏と噛み締めについてのまとめ

  • 知覚過敏は強い噛み締め(睡眠中の歯ぎしり)によって歯の根本が傷ついてしまうことでも起こる
  • 睡眠中の歯ぎしり対策は、「ストレス解消や生活改善をすることで歯ぎしり自体を無くすこと」や、歯へのダメージを防ぐ「マウスピース(ナイトガード)」を使用するのが手軽
  • 知覚過敏がひどい場合は歯医者さんで治療ができるが、日常生活での歯へのダメージを少なくして知覚過敏にならないように予防していくことが大切