歯周病ケアのための歯茎を復活させるマッサージ

歯茎マッサージ
毎日の「歯磨き」といえば、食べカスや歯垢を取り除くために必要なオーラルケアですよね。
ですが、それらの目的以外にも歯磨き中にできる歯茎のケア方法があるのでご紹介したいと思います。

ブラッシング中にできる歯茎マッサージ

「歯茎が後退してきて歯が少し動く気がする」という状態はある程度歯周病が進行してしまっている証拠ですが、この状態からでも歯茎を刺激してあげることによって歯茎が回復するケースもあるそうですね。

それが歯ブラシによる歯茎への刺激で、しっかりと刺激してあげることによって歯茎の細胞が増えるというから驚きで、実際にブラッシングの際に歯茎を刺激をしている人と居ない人では「将来的な歯の残り本数」にまで差が出るぐらい影響のある行動だそうなので注目ですよ。

もちろん歯周病対策の大前提といえば歯垢の除去でありますが、それよりも歯茎のマッサージは効果があるというケースもあるのでブラッシングの時には「歯垢を落とし」と「歯茎をマッサージ」を同時にすることが歯周病対策にはぴったりの方法なのではないでしょうか。

そして気になる歯茎のマッサージ方法ですが、それはとっても簡単で「歯ブラシの毛先を歯と歯の間に10回程度出し入れする」だけです。

歯ブラシの向きは歯や歯茎の真横から直角に当てにいくのではなく、歯と歯茎の間に水平ぎみに当てる感じで「下の歯ならばブラシは上向き」という方向で行います。

ということは「下の歯茎をマッサージしたければ、下から上に向けて毛先を歯間に押しこむようにマッサージ」することになりますよね。

これによって歯茎が刺激を受けて細胞の活性化することができますので、丁寧にすべての歯茎に対して1日1回でもマッサージをしてあげてください。

それと実際にやってみると、どうしても歯の裏側は刺激しにくいと思いますが、ブラシ上部をうまく使えばスムーズに行えると思いますよ。

とにかくブラシの角度と「少量の毛先でも歯間に入れ込む」ことを心がけてくださいね。

歯ブラシはヘッドが小さくてブラシが細く長いタイプのものが向いておりますが、もちろん普段使っている歯ブラシでも十分効果はありますよ。



ちなみに「タフトブラシ」という毛先が尖ったブラシでマッサージをすると、ひとつひとつの歯間がしっかり刺激できるのでかなり有効・・・ではありますが、けっこう地道な作業となるので普段の歯ブラシで何本かまとめて刺激したほうが個人的には良いと思いますね。



ぜひ皆さんも歯周病対策としてブラシによる歯茎マッサージで健康的な歯茎づくりをしましょう。

歯茎マッサージについてまとめ

  • 歯周病でダメージを受けた歯茎もマッサージをすることで回復することがある
  • マッサージ方法は歯ブラシの毛先をツンツンと歯間にブラシを押しこむようにするだけ
  • 使用する歯ブラシは毛先が細いほうが良いが、マッサージ用に新たに購入することをしないでも普段の歯ブラシで十分効果は得られる