歯周病対策には「歯」だけでなく「舌」も磨きましょう


「毎日の歯磨き」といえば・・・多分ほとんどの人が毎日最低でも1回はしてますよね。
でも、最近では「口臭対策」としてある程度一般的になってきたとはいえ、「舌磨き」を欠かさずしている人はまだまだ少ないのではないでしょうか?
そこで歯周病対策としての舌磨きについてご説明したいと思います。

舌磨きで歯周病ケア

「歯周病予防」と言えば当たり前ですが、毎日の歯磨きが基本となっています。

とはいえ「歯磨き」という言葉の通り「歯だけ」をしっかりと磨いているだけでは自分でできる歯周病予防としては完全とはいえませんよ。

これは・・・「舌にも歯垢が溜まってしまう」という理由からで、歯周病の原因となる歯垢が舌にまであるとなれば、「歯磨きと同時に舌磨きも忘れない」ことがセルフオーラルケアにはとっても大切なポイントとなりますよね。

ちなみに舌にある歯垢は「舌苔」と呼ばれていて、口臭の原因であることで有名なのでご存じの方も多いと思います。

この舌苔は、ザラザラとした舌に細菌が溜まりやすいことで「舌の奥側」にどんどんと積もり積もっていくので、「1日1回程度」の頻度で良いので歯ブラシや専用の舌ブラシで「舌苔を取り除きすぎないで優しくケア」することを心がけてくださいね。



舌はとっても繊細にできているので、歯磨きをする「頻度」や「チカラの入れ方」で行ってしまうと傷ついてしまうのでお気をつけ下さいね。
特にブラッシングと同時に舌も掃除しているという人は「1日に2回~3回も歯ブラシでゴシゴシ舌を掃除する」人がけっこう多いので、歯と同じような感覚で舌を磨かないように心がけましょう。

舌を掃除することでお口の中の歯垢が減少して歯周病リスクが低くなるだけでなく、口臭に関しては確実に歯を磨くよりも効果があるので「舌が白くて血色が悪い舌」の人は実践されてみてくださいね。
(…とはいえ「鮮やかなピンク色」の舌も炎症が起きている状態なので、「血色の良いほんのりした赤色」ぐらいが血色の良い舌の色ですよ)

それと舌を磨く以外にも「食事をする」とか「ガムを噛む」ということも舌のお掃除には良くて、ガムは唾液の分泌量が多くなりますし、舌の上で転がすようにするだけでも舌苔ケアには有効なのでキシリトールなどの甘味料が入ったガムはオススメですよ。



さらに口をゆすいでケアするタイプの「液体歯磨き洗口液」も「練り状の歯磨き粉」よりは舌のお掃除には良いのでご利用になってみてくださいね。

この記事のまとめ

  • 舌にも歯周病の原因となる歯垢(舌苔)が溜まるのでケアをすることが大切
  • 舌磨きをすれば歯周病ケアだけでなく、かなり効果的に口臭ケアができる
  • 舌はできるだけ傷つけないように「歯ブラシならば撫でるように」磨く
  • 基本的に「舌の奥側」に舌苔が溜まるので「奥から手前」に優しくブラシを動かしましょう
  • 舌磨きだけでなく、ガムを噛むぐらいのことでも舌のお掃除はできる