「いつ歯を磨くのか?」、「1日何回磨くのか?」はけっこう気になるポイントですよね。
そこで歯を磨くタイミングについて取り上げてみました。
歯はいつ磨く?
皆さんは1日に何回ぐらい歯磨きをしていますか?私の勝手なイメージですと・・・多い人ならば「1日3回以上」、普通の人だと「朝と夜の2回」、そしてちょっとズボラな人で「夜の1回だけ」ぐらいでしょうか・・・とにかく人それぞれ回数は違うと思います。
実際のところ、食事の後の食べカスなどが原因でできる歯垢は「その歯垢が定着しはじめるまでには1日ぐらいがかかり」ますし、さらにもう1日ぐらい経つと自分のブラッシングではどうにも対処できない状態になるので「最低でも1日に1回ぐらい歯を磨けば良さそう」と思っている人もおられるのではないでしょうか?
もちろん完璧なブラッシングを1日1回することができれば、虫歯になるリスクはとっても少なくなりますのでそれで良いのですが、歯周病ケアのことを考えると「できれば食事をしたらこまめに磨く」ということをするのが良いようですね。
というのもお口のトラブルは大人になればなるほど「虫歯よりも歯周病ケア」に力を入れることが大切となり、さらにちょこちょこと歯を磨いてブラッシングとブラッシングの間隔を狭くすることで歯周菌が繁殖しようと活動する時間が短くなるのでグッと歯周病リスクを低くすることができますよ。
さらに「何かを食べたら歯を磨く」ということを習慣にすると歯磨きを忘れにくくなるので、食事や「3時のおやつ」の後にはできるだけ歯を磨くように心がけましょう。
ちなみに食後20分ぐらいの間に磨くのが食べカスなどの洗浄には効果的なのですが、「食後は歯が脆(もろ)くなっている」ことには一応ご注意くださいね。
・・・もちろん、「脆くなっている」といっても簡単に傷がついたり欠けたりするようなものではなく、食事によってお口の中が酸性に傾いて歯が刺激に弱くなってしまっているので、食後の歯磨きでは「ゴシゴシと力を入れて磨くことはしない」のが大切ですよ。
(特に研磨剤入りの歯磨き粉を付けて電動歯ブラシで磨くというのはヤメましょう)
個人的には「リステリントータルケアなどの液体歯磨き」や「モンダミンやGUMデンタルリンスのナイトケアなどの通常の洗口液」でも良いので、それらで口をゆすいでから「自分の手で細かく・優しく歯磨きをする」のが食後のブラッシングとしては理想的なのではないかと感じています。
そして・・・少し語弊がありそうですけど、食後のブラッシングはそこまで丁寧にはせずに気軽に済ましてしまい、一番重要な夜寝る前のブラッシングには時間をかけてじっくりとするようにすると負担にならずにオーラルケアができますよ。
社会人の方や学生さんだと面倒臭さや時間の問題で食後の歯磨きを怠ってしまいがちですが、通常の手磨き用の歯ブラシならば持ち運びにもそれほど手間がかりませんし、時間的にも「食べカスを丁寧に取り除く」というぐらいの気持ちでされれば、会社や学校でもそこまで大変ではないと思いますよ。
(時間短縮のために「電動歯ブラシしか使いたくない」という人でも最近では携帯用の電動歯ブラシがありますからね。)
ブラッシングは自分でできる一番手軽で有効なお口のトラブルケア方法なので、ぜひ皆さんも実践してみてくださいね。
この記事のまとめ
- 「完璧なブラッシング」ができるのならば、「1日に1回だけの歯磨き」でも虫歯に対してはケアできる
- ただ、隅々まで歯磨きができる人はまず居ない上に、歯周病ケアのことを考えると「1日3回ぐらい」は磨いておくと安心
- そのタイミングとしては、「口の中の食べかすを取り除きやすい上に、歯磨きのし忘れがおきにくい食後」がオススメ
- 食後のブラッシングの注意点としては「歯が傷が付きやすいので電動歯ブラシや研磨剤入りの歯磨き粉を使ってゴシゴシ磨く」ことはヤメる