歯周ポケット6mmは危険信号


歯周病が進行することで「歯周ポケットが広がる」というのはなんとなく皆さんもご存知だと思います。

この歯周ポケットは3ミリ程度ならば自分でもある程度のケアができるとはいえ、そのまま放っておいて歯を支えている「歯槽骨」がダメージを受けた結果、歯周ポケットが広がってしまい「5ミリ」程度まで広がると、歯医者さんで「歯周ポケットの歯石取りや歯周病菌の除去」などをしたうえでセルフオーラルケアをしっかりしながら対策をしていかないといけなくなってしまいます。

でも悲しいことに重点的に歯周病ケアをしていても一度ダメージを受けた歯槽骨は元に戻ることはない・・・ながらも、歯ぐきの炎症が治まって歯周ポケットが狭くなることがあるので歯周病ケアは「セルフケアにしても歯医者さんでのケア」にしても早く行うことが必要となりますよ。

●毎日のセルフオーラルケアならば・・・
口腔洗浄器や、


洗口液が手軽で良いと思います。


そしてケアを怠った結果「6ミリ」を超えてくると…対策方法として「抜歯」も選択肢に入るぐらいとなり、この6ミリがけっこう境目として重要な深さとなっていて、ここから加速度的に歯周病が悪化しだしてしまうので注意が必要です。

なので6ミリを超えると歯槽骨がどんどんと溶け出して歯を支える力がなくなると自然と歯が抜け落ちてしまうため、「歯槽骨がある程度無事なうちに抜歯をしてインプラントを埋め込む」という治療を考える歯医者さんがほとんどだそうですね。

ただし先程も書いたとおり一度失った歯槽骨は元には戻らないので、歯ぐきの炎症がおさまって「歯周ポケットが浅くなったから安心」ということではないので、「早めに、そして定期的に歯科医院でチェック」しておくと歯医者さんからしても私達の歯ぐきの状態を「点ではなく線で確認」できるので、歯周病対策を真剣にお考えの方ならば3ヶ月とか6ヶ月ぐらいに一度は歯石取りを兼ねて相談してみましょう。

この記事のまとめ

  • 歯周病の進行具合は「歯周ポケットの深さ」で判断ができる
  • 「問題のない歯茎」と呼べるのは「歯周ポケットは2ミリや3ミリ程度」まで
  • 歯茎の下がりなどを自分が見て実感してしまった場合には、とにかく早めに治療や対策をすることが大切
  • 歯周ポケットが6ミリを超えてしまうと歯周病の進行速度が早くなるので要注意
  • 歯周病により歯槽骨までダメージを受けてしまうと元に戻ることないので、気になる方は毎日のセルフケアと定期的な歯医者さんへの検診がオススメ