洗口液や歯間ブラシ・デンタルフロスの使いすぎには要注意


私達が普段から使っている「普通の歯ブラシ」だけではオーラルケアとしては不十分であるということは皆さんもご存知だと思います。
ですので通常のブラッシングにプラスして洗口液フロスなどを使っておられる方も多いのでしょうが、これらのアイテムも「使う回数や使い方」を間違えてしまうと逆効果になってしまうことがあるようなので・・・
今回はこれらのオーラルケアアイテムを使う上で気をつけておいた方が良いポイントを紹介してみたいと思います。

まずは「洗口液(マウスウォッシュ)や液体ハミガキ※」についてですが・・・
こちらは最近では「リステリン」をはじめ「クリニカ」や「ガムデンタルリンス」などドラッグストアで少しチェックしただけでもかなり豊富な種類がラインナップされているぐらい一般的に使われるにオーラルケアアイテムですよね。
洗口液は「お口でゆすぐだけでOKなオーラルケアアイテム」であり、液体ハミガキは「ゆすいだ後にブラッシングをする必要がある」ので使用方法に違いがあります。

私も現在では「リステリントータルケアゼロ」と「システマ ハグキプラス」などいろいろな種類の液体ハミガキを使っていますが、1日に使う回数として「夜寝る前の1回」を目安に使うよう心がけています。
(「モンダミンプレミアムケア」や「クリアクリーン」などの洗口液は起床後スグに使うこともありますけどね…)



この理由としては、
洗口液や液体ハミガキは殺菌力が強く歯周病予防・虫歯予防・口臭予防などに効果的であるとはいえ、頻繁に使用してしまうと「人間が本来持っている良い菌」までやっつけしまうことがあり、良い菌が居なくなった状態になることで虫歯菌や歯周病菌が増殖しやすい環境になる危険性もあるので「虫歯になりたくない・口臭が気になる」という理由から「ヒマがあったら洗口液で口をゆすいでしまう…」なんてことはなるべくしないようにしましょう。

それと私は使っていませんが「アルコールが含まれた洗口液」を頻繁に使うのはさらに良くないことで、アルコールは口腔内への刺激が強いだけでなく口が乾いてしまう原因ともなるのでノンアルコールタイプの洗口液よりもさらに使用頻度には気を使うことが大切となりますよ。
(もちろん適度に使うぶんには大丈夫ですからね。)

そして次は「デンタルフロスや歯間ブラシ※」に関しての注意点ですが・・・
これらのオーラルケアアイテムは無理に歯と歯の間に押し込んだりすると簡単に歯ぐきを傷つけてしまいますのでできるだけ優しく使う(特に歯間に入れる時は注意する)ことや「洗口液と同じように頻繁には使わずに1日1回ぐらい」でも十分に効果的なので無用な刺激を避けるためにも頻繁には使うことはおすすめできません。
(それと個人的には…いちおう「通常の歯ブラシによる歯磨き」に関しても「完璧に磨けるのならば1日1回でも十分」ではあるんですが、必ず磨き残しができてしまうので食後などのタイミングで磨いていった方が良いと思いますよ。)
デンタルフロスと歯間ブラシはどちらも歯の隙間に入れて掃除をするオーラルケアアイテムですが・・・「デンタルフロスは細い糸の束で歯間をお掃除をするアイテム」で「歯間ブラシはその名の通りブラシのような形状になっているアイテム」



それと「歯ぐきがまだ下がっておらず、歯と歯の隙間が狭い人」が歯間ブラシを使うと、フロスよりもかなり太いせいで健康な歯ぐきまで押し下げてしまいトラブルの元となるので歯ぐきが健康的な人(歯間ブラシがスンナリと入らない人)は必ずデンタルフロスを使うようにすることも重要なポイントですよ。

ちなみにデンタルフロスや歯間ブラシのような「歯の側面をこすって掃除する」ということはできないとはいえ・・・
口腔洗浄器と呼ばれているオーラルケアアイテムは、お水や空気の勢いで食べかすや初期の歯垢を取り除けるので歯ぐきに余計な負担をかけないどころか、マッサージによって血流を良くしてくれることも期待できるので積極的に使われるのが(個人的には…)超オススメです。
(口腔洗浄器の使用頻度に関しては、1日に何回使用しても大丈夫でしょうけど…外出先などで使うことは難しい面もあるのでこちらも就寝前の1回で良いと思います。)

●私はこちらの口腔洗浄器を愛用中です♪


とにかく、「お口のトラブル予防のためにしっかりとオーラルケアをしないと!」という気持ちはとっても大切ではありますが、使い過ぎると逆にトラブルの原因になることはしっかりと覚えておきましょうね。

この記事のまとめ

  • 「普通の歯磨き」だけではオーラルケアとしては万全ではないので、「フロス」や「液体ハミガキ・洗口液」を合わせて使うことがとても大切
  • ただし、液体ハミガキや洗口液も頻繁に使えば良いというわけではないので「使用回数」には気を配る必要がある
    (特にアルコールが配合された商品は爽快感が得られやすい反面、口内への刺激も強めなので注意)
  • 歯間ブラシやフロスは歯の隙間に勢いよく押し込むと簡単に歯茎を傷つけてしまうので「ゆっくりと前後に動かしながら入れる」のが良い
  • 歯間掃除の際にも歯茎付近では優しく使用しましょう
  • 歯間ブラシは「歯茎がまだ下がってない人(歯の隙間が狭い人)には向いていないオーラルケアアイテム」なのでフロスを選ぶ
  • 歯茎へのダメージが気になる方は「口腔洗浄器」を使うのがオススメ