毎日の歯磨きは「歯が磨けたこと」を意識することがとっても大切

このサイトにご訪問してくださった方で「歯を1回も磨かない日がある」という人はまず居られないと思います。
とはいえ「しっかりと毎日のブラッシングができている人」というのはけっこう少ないのではないでしょうか?

そこで今回は「基本的な歯の磨き方」について取り上げてみました。

まず最初は「歯ブラシの持ち方」についてなんてですが・・・
歯磨きは「歯茎や歯を傷つけずに歯垢や食べカスを取り除く」ことが大切ですのでけっして力が加わりやすいような持ち方をしてはいけません。

よく「ペンを持つように歯ブラシを持つ」ようにと言われるのは、この方法だと余計な力が加わらずに歯が磨けるからでして・・・
「力の目安」としては歯ブラシを自分の手の甲に当てて動かした時に「痛いと感じてしまってはもちろんダメ」ですので「毛先が動くとコソバユイ」ぐらいの弱い力で磨きましょうね。
(キッチンスケールがある場合は、ブラシを押し当てて「150~200グラム」ぐらいになる力加減が理想的)



ただ、個人的にはペングリップでブラシが動かしにくい人が無理してこの持ち方をするぐらいならば「普通にブラシを握って優しく磨く」ことを心がければ良い・・・と私は感じてます。

そして次のポイントは「ブラシをあてる部分(磨く部分)」ですが・・・
こちらはもちろん「歯の表面」や「歯と歯茎の間」、「歯と歯の間」なのは言うまでもないことだと思います。

ですが、ブラシをあてる角度が意外と大切なポイントでして・・・「歯の表面や歯間を磨くときにはブラシを直角」にあてて磨き、「歯と歯茎の間を磨くときにはブラシを45度の角度」であてることを心がけましょうね。

歯の表面を磨くときには「歯は硬いエナメル質で覆われている」のでそこまでブラシの動かし方にこだわる必要はないとはいえ、歯間や歯と歯茎の間を磨くときにはゴシゴシを大雑把に動かすのではなくブラシを当てて1~2mmぐらいの細かな横方向の動き(1箇所につき20回ぐらいブラシを振動させる)で磨くとブラシによってダメージを受けやすい「歯茎や歯の根元部分」にも優しく磨ける上に、しっかりと歯垢を除去できると思いますよ。

さらに「時間をかけて歯磨きをする」ことも結構重要なことで、歯磨きは「優しい力で長時間磨く」ことが一番効果的なため、電動歯ブラシを使わないのであれば就寝前の歯磨きは10分以上は磨くように心がけましょうね。

もし「あまりブラッシングに時間をかけたくない」という人は・・・意外と知られていない方法ですが「電動歯ブラシと手磨きを組み合わせる」という方法を個人的にはオススメしたいと思っています。
これは「電動歯ブラシで全体的にザッと磨く」+「手磨きで歯と歯茎の間を丁寧に磨く」ということを組み合わせる方法なんですが・・・イメージとしては部屋のお掃除をするときに「掃除機を床全体的にかけてから隅などの細かな部分のゴミを取り除く」みたいな感じですけど、これによって電動歯ブラシと手磨きのイイトコどりができるので実践されてみてはいかがでしょうか?



ちなみに、発泡剤が含まれた歯磨き粉を使う場合に歯ブラシをあらかじめ濡らしてしまうと「すぐに泡立って磨いた気になってしまう」ことから「歯ブラシは濡らさずに使う」ようにしましょうね。

それと「磨き残し」をしないためにも「歯を磨く順番」をしっかりと決めておきことは大切ですけど、「1本1本をいろいろな角度から磨いていく」という順番よりは「全ての歯の表側を全部磨いたら、次は裏側全全部を磨き、最後にかみ合わせ部分を磨く」と言った感じの流れのほうが楽ですし効率的に磨くことができますよ。

・・・というわけで、歯磨きの基本的な方法について書いてきましたが、結局のところ「歯ブラシは私達のイメージよりも弱い力や細かな動きでもしっかり歯垢を取り除いてくれる」ので、優しく・確実に磨くように心がけましょうね。

この記事のまとめ

  • 歯の表面や歯間、歯と歯茎の隙間に虫歯菌や歯周病菌が住み着きやすい(バイオフィルムができやすい)ので毎日の歯磨きによって取り除くことが大切
  • 歯ブラシを強く握りしめてゴシゴシと磨いても汚れが落ちにくいだけでなく歯茎が傷ついてしまうので注意
  • 歯ブラシは事前に濡らして使用する必要はない
  • 歯を磨く順番は「1本ずつ全面を丁寧に磨いていく」よりも、「歯の表側全部」や「裏側全部」というように部分ごとにすべての歯を磨いたほうがスムーズに歯磨きがしやすい
  • 歯磨きを習慣化することはもちろん大切だが、するだけでけではなく「しっかりと歯が磨けているのか?」を確認しながら丁寧に行いましょう