そこで歯周病による口臭対策のためのブラッシングについてご説明したいと思います。
歯周病は口臭の大きな原因
ニンニクやアルコールなどの食べ物からの口臭ならば一時的なものですよね。
ですがそのような一時的な理由でない、大きな口臭の原因になるものが「歯周病」です。
歯周病は年齢とともにリスクが高まるので若い時からしっかりとした対策が大切ですが、なぜ歯周病によって口臭が発生するのかというと・・・
歯周病菌は自分が住みやすい環境を作るために硫化水素などのバリアを作って歯周ポケットに住み着いていて、そのバリアの成分がニオイの発生原因になっているからなんですよね。
それ以外にも歯周病によって歯茎に膿が溜まることでもニオイは発生してしまいますので、歯周病対策は歯茎の健康だけでなく口臭対策にもなるということになります。
そして気になる歯周病対策のためのブラッシングですが、歯周病菌は食事の48時間後ぐらいから歯茎に悪さをしだすので、極端な話を言えば2日に1回でも完璧に歯磨きをすれば歯周病対策にはなることになります。
とはいえ現実的に考えていくら完璧に磨こうとしても口の中の歯周病菌を追い出すほどのブラッシングは不可能なので「毎食後」か「最低でも寝る前に1日1回」磨くことはやはり大切ですよ。
磨き方は歯周病菌は歯茎を傷つけることで悪化するので、歯ブラシを優しく持って「小刻みに歯の1本ずつ20回往復はブラシを動かす磨く」ことや、「歯と歯茎の間はブラシを45度の角度にあてて磨く」ことを心がけましょう。
そして歯ブラシだけではどうしても歯間の汚れが取れないので「デンタルフロス」や「洗口液」で仕上げることでさらにお口の中をキレイにして歯周病対策ができますよ。
このように磨いていると多分10分以上は平気でかかってしまいますけど、1日1回はこういった丁寧なブラッシングをすることをオススメします。
ちなみに口臭は歯周病だけでなく、胃や鼻の不調や糖尿病などからも起こるので「しっかりとオーラルケアをしているのに口臭がひどくなってきた」という人はお医者さんに相談して原因を突き止めるようにしてくださいね。
歯周病による口臭についてまとめ
- 歯周病による歯茎の膿や歯周病菌自体によって口臭が発生してしまう
- 歯周病菌をケアできるタイムリミットは48時間
- 歯と歯茎の間を小刻みにブラッシングすると効果的
- ブラッシングの時には歯茎を傷つけないように気をつける
- 時間をかけて丁寧に毎日磨くことが確実で一番の歯周病による口臭対策