「歯茎に埋まった歯(埋伏歯)」について

「歯が歯茎や骨の中に埋もれてしまって外からは見えない状態の人」が最近ではけっこう増えてきているそうですね。

この埋もれてしまった歯は「埋伏歯(まいふくし)」と呼ばれていて、埋伏歯のほとんどのほとんどのケースは下アゴの親知らず部分で発生してしまいます。
では「なんで親知らずがキレイに生えず歯茎に埋もれてしまいやすいのか?」については、とっても単純で「歯が上に真っ直ぐ生えるスペースがないために埋もれたままになってしまう」からなんですよね。

そしてこの埋伏歯が現代人に増えてきてしまった原因ですが・・・
こちらも単純なお話で、皆さんも「昔の人」と「現代人」の顔のイメージをポンヤリ思い浮かべてみると「昔の人は角ばった無骨な輪郭」をしていて「現代人はアゴがシャープでほっそりとしている」ような顔を(きっとたぶん…)想像してしまうように、現代人は食生活の変化などでアゴがあまり発達せずに親知らずが生えてくれる年齢にまで達してしまう人が増えているため、それに伴って埋伏歯の人も増えてしまっているそうですよ。


とはいえ、単に「アゴの発達」というだけの問題ではなく「毎日アゴに圧力がかかりやすい横向きの体勢で寝てしまう」なんてことでも意外とアゴの形が変化して親知らずが上手く生えないこともあるので、成長期のお子様などの寝相には多少気を使うことも大切となりますよ。

実際に親知らずが埋もれたままになってしまうと、埋伏歯は「斜め」や「真横」を向いて隣り合っている奥歯と接触してしまうケースが多々あるために「食べカスが溜まりやすく、ブラッシングしにくい場所※」となり炎症を起こしてしまうこと(智歯周囲炎)が多い上に、
親知らずが奥歯に向かってどんどんと生えようとすることで「奥歯への圧力によるトラブルが発生しやすい」だけでなく、それによって歯並びまで変化させてしまうこともあるので注意が必要です。

※口腔洗浄器を使うことでブラシが届きにくい部分もある程度ケアできますよ。


なので昔は「将来的に悪さをする」と思われる埋もれてしまっている親知らずは積極的に抜くような処置がとられていたようですが、最近では「智歯周囲炎などが頻繁に起こる」などのトラブルが発生しなければ無理には抜かないなんて歯医者さんもおられるようなので・・・
結局のところ、埋もれてしまった親知らずの処置は「歯医者さんの治療方針と私達の希望」によっても多少変わってくるみたいですね。
(斜めに生えている程度の親知らずならば虫歯になっても治療をして普通に使い続けることも可能ですし…)

ちなみに親知らず部分以外でも埋伏歯が発生することはありまして・・・
この原因は「アゴの形」や「遺伝」、「過剰に歯が作られてしまう」、「乳歯から永久歯への生え変わりが上手くいかない」などの理由により起こってしまうこともあります。

とにかく、いろいろな原因から埋伏歯が発生してしまうので「埋伏歯を完璧に防ぐ方法」となるとなかなか有効な方法はないのかもしれませんが、とにかく「乳歯の頃から適切なオーラルケアをする」ことや「よく噛んで食事をする」ことが基本でありながら重要な対策方法となりそうですね。

この記事のまとめ

  • 歯茎から出てこない歯(埋伏歯)はアゴの小さな現代人にとって最近とても増えてきている問題
  • アゴが小さくなってしまった大きな原因は、昔とは食事内容が変わってきてしまいたくさん噛んで食事をする必要がなくなってしまったため
  • 普段の姿勢や寝相などによってアゴに負荷をかけてしまうことでも埋伏歯になることがある
  • 埋伏歯周辺はブラッシングなどでのケアできないことから虫歯や歯周病になりやすい
  • 埋伏歯を防ぐには…成長期に「しっかりとしたオーラルケア(虫歯による歯並びの乱れを防ぐため)」や「よく噛んで食事をする(アゴの成長を促す)」ことが大切

オーラルケアをしないことで発生するお口のトラブル

「歯磨き」などの毎日行うべき自宅でのオーラルケアをサボっとしまうことで発生してしまうお口のトラブルといえば・・・たぶん皆さんもいくつかは簡単に想像はできてしまうと思います。

とはいえ、あえてそういったことも調べてみることも意外と大切なのではないかと感じたので今回は取り上げてみました。


●まずは大定番の「虫歯」
虫歯とは・・・
「ミュータンス菌」という虫歯菌が歯の表面にプラークを作り出し、そのプラークが糖分をエサにして酸を作って歯を溶かすことで起こるトラブルですよね。

ですので虫歯にならないためには「そもそも生まれた時にはお口に虫歯菌は居ないので、それを外から感染させない」ということが有効な対策方法なのですが・・・
これは私達が物心付く前の赤ちゃんの段階で「親の虫歯菌が子供に移る」という流れで同じ食器を使ったりキスをしてしまうと虫歯菌が子供にお口へと移動してしまいましすし、
親がいくら「子供に虫歯菌を感染させないようにしよう!」と思っていても完全に防ぐには限界がある(特に祖父母とのコミュニケーションに注意)ため、「親が子供の将来のために虫歯菌をうつさないように気をつける」ことは大切だとはいえ、現実的にはけっこう難しい対策方法なんですよね。

そこでもう一つの虫歯の原因である「糖分をお口に残さない」ことが私達ができる最善の虫歯対策となり、それには「(最低限)1日1回は超丁寧に歯磨きをする」ことが重要となります。

もちろん「食事をするたびにブラッシングする」ことも有効なんですが、プラークが作られてから2日程度の期間が経つと自分のブラッシングでは対処できない状態になると言われているので・・・
最低でも1日に1回は歯ブラシだけでなくフロスやジェットウォッシャーなどで食べカスや出来立てのプラークをコマメに取り除いていきましょうね。



特に「歯並びの悪い人」や「1回でも治療済みの歯がある人」、「年齢や歯周病で歯茎が下がり気味の人」はどうしても汚れが溜まりやすいのでご注意ください。

それと、よく「磨き残しなく丁寧にブラッシングすれば歯磨き剤は要らない!」という人もおられますが、ハッキリ言って「磨き残しなくブラッシングすることはとても難しい」ことなので、個人的には歯磨き粉や洗口液・液体ハミガキなどを使って効率的にケアされたほうが良いと思いますよ。
(しかも、できるだけ磨き残しを減らすためにも1日に複数回磨くことも私は必要だと思ってます。)



「歯周病」
こちらも定番のトラブルですけど、歯周病は「プラーク内の菌(こちらは歯周病菌)」によって歯茎部分(歯を支えている歯槽骨)がどんどんダメージを受けていってしまうお口のトラブルとなっています。

歯周病は歯と歯茎の間の歯周ポケットにプラークが溜まることで発生してしまいますが、「歯周病が進行すると歯周ポケットもどんどん深くなる」ために進行の加速が止まらなくなるのには注意しないといけません。

ですので、歯茎が健康な人ならば「まだ浅い歯周ポケット部分のプラークを取り除くようにブラッシングをする」ことを実践し、
ある程度歯周ポケットが深くなってきた人は日々のブラッシングに加えて3ヶ月~半年ぐらいの間隔で歯医者さんにお掃除をお願いすることも合わせて必要となります。

そして虫歯対策と同じように「歯周病ケアをうたう洗口液」などのオーラルケアアイテムを併用するだけでなく、個人的にはお水の勢いで汚れを落とすジェットウォッシャーは「歯茎のマッサージもできる」ので歯茎のトラブルがある方には特にオススメしたいですね。



「口の乾燥」
ドライマウスという言葉は皆さんもすでにご存知ですよね?

口の乾燥は「加齢による唾液の減少」とか「ストレス」「お薬の副作用」などだけでなく「虫歯や歯周病によって発生するお口のネバつき」も原因になって起こりえます。
対策法としては「唾液腺のマッサージなどで唾液を積極的に出そうとする」だけでなく、丁寧にオーラルケアをすることもお口の乾燥対策となるのはいちおう覚えておきましょうね。

「口臭」
お口のトラブルの中で一番気になってしまう口臭は・・・
今まで挙げてきた「虫歯・歯周病・口の乾燥」が結果的には口臭に繋がってしまい、特に歯周病菌が作りだすガスはかなり厄介な口臭の原因ですのでお早めにな対処しなければなりませんよ。

もちろん単純に「取り除き損ねた食べカス」からもニオイは発生しますし、「舌の汚れ(舌苔)」はかなり多くの人の口臭の原因となっているので、通常のブラッシングと同時に舌ブラシで1日1回ぐらいで良いので優しく舌のケアをしてあげましょうね。



「口内炎」
口内炎がお口の中(頬・舌・歯茎)にできると満足に食事ができないだけでなく、オーラルケアも満足にできないのでかなり厄介なんですよね。

一見、オーラルケア不足と口内炎には関係が無さそうですけど・・・
口内炎は「虫歯による噛み合わせの変化」や「お口の汚れ」によっても発生することがあるのでオーラルケアと全く関係がないことではないのでご注意ください。
(ちなみに「ヤケドや物が当たって粘膜が傷つく」ことや「ウィルス・細菌」「ストレス」「金属アレルギー」「タバコのニコチン」なども口内炎の原因です。)



・・・というわけでざっとですが「オーラルケアをサボることでリスクが高まるお口のトラブル」について紹介してみました♪

中でも歯周病に関しては単なるお口のトラブルということだけでは片付かずに「糖尿病や生活習慣病、骨粗しょう症」などの全身の病にも繋がるため・・・
とにかく自分ができる範囲内のオーラルケアを積極的に行う」ことが私は大切だと感じました。

なので皆さんもご自身の生活習慣や性格、さらにはオーラルケアに使える金額みたいなものも考えてブラッシングの回数やオーラルケアアイテム選びをされてみてはいかがでしょうか?

ちなみに私は・・・
正直なところお財布事情は少しキビし目とはいえ、お口のケア自体には面倒臭さなどは感じていないので、「コマメなブラッシング」と「お手頃価格で購入できるオーラルケアアイテム商品(電動歯ブラシ・ジェットウォッシャー・液体ハミガキ…)」などを組み合わせて日々頑張っています

この記事のまとめ

  • 歯ブラシでのブラッシングはオーラルケアの基本なので「最低でも1日1回」は必ず行う
    (1回では汚れを落としきれないことがほとんどなので1日複数回するのが理想)
  • オーラルケアは歯ブラシでのケアだけでなく、デンタルフロスを使って歯間の掃除をすることもお忘れなく
  • 歯周病対策にはジェットウォッシャーがおすすめ
  • お口のトラブルは口臭に直結してしまうので、「口臭発生源である舌のケア」と合わせて虫歯・歯周病・ドライマウス対策を丁寧にしておきましょう
  • 自宅でのセルフオーラルケアは自分のできる範囲内で無理をせず、長く習慣的に続けることが大切

「キレイな歯」ってどんな歯?

「オーラルケアをする目的」として・・・
虫歯や歯周病などのお口のトラブルを防ぐことだけでなく、キレイな歯を手に入れることを目指されている方も多いですよね?
そこで今回は「キレイな歯ってどんな歯なのか?」ということについて取り上げてみたいと思います。

まず「キレイな歯の条件」としてパッと思い浮かぶことといえば「歯の色」ですよね。

とはいえ、単純に「真っ白だからキレイな歯」というのは、(私の個人的な感覚も入ってしまいますが…)あまり正しいことではないと感じておりまして・・・
テレビなどで芸能人の歯が白すぎて違和感を持ったことがある人もたくさん居られると思いますけど、やはり本来持っている歯の色こそがキレイな歯の色なんだと私は思っています。



そして本来日本人は欧米人などと比べても「エナメル質が薄い」という特徴があるため、
薄いエナメル質の内側にある「黄色い象牙質」が透けてしまい日本人の歯は黄色やクリームっぽいのが通常の状態となっておりますので、このような色であるのならば自分の歯の色を過度に気にする必要はないのではないかと感じてはおります。
(もちろん、歯に着色しやすい「コーヒーや緑茶・ワイン・カレーなどの食品」によって色が付いてしまっている状態や、ご自身の歯の色にコンプレックスがあるのであれば、「ホワイトニング効果のある歯磨き剤」とか「歯医者さんでのクリーニング」をすることは大切なことですよ♪)



それと歯の色に関しては肌の色とのバランスも考える必要があって、肌の色が濃い人が過度にホワイトニングをしてしまうと・・・
「肌と歯の色の差」によって、上にも書きましたが「歯の色に違和感のある芸能人」のような状況となってしまうので「どの程度までを目指してホワイトニングをするのか?」にも気を配りましょう。

ちなみに、これはお子様に限ってのお話ですが・・・
「フッ素を大量に使用」するとエナメル質部分が灰色に変化してしまったり、抗生物質(テトラサイクリン系)の服用で黒く変色してしまうケースがあるようですし、「口を開けて寝ている」というだけでも前歯が乾燥して歯がマダラに白くなってしまうこともあるので一応ご注意くださいね。
(フッ素や抗生物質に関してはそこまで神経質になる必要はないと思いますが…)


そして「歯の色」以外のキレイな歯の条件として挙げられるのが「歯並び」でありまして・・・
こちらは単純に「見た目が整っているのかどうか?」という問題だけでなく、「スムーズに噛み合わせができるか?」というのも合わせて考える必要があります。

ですので、上下の歯がキレイなアーチ型になっていて、食事中の咀嚼や会話をするときに歯と顎が上手く連動して快適に行えるのならばキレイな歯の状態と言えますよね。

こういったキレイな歯並びになるには・・・子供の頃から「よく噛んで顎を発達させる(顎が小さいことで歯並びが崩れることがあるため)」とか「頬杖などはせず姿勢よく生活する」、「睡眠中などに余計な力を歯に加えない(マウスピースの使用・枕の高さや固さを工夫)」することは大切ですよ。



とはいえすでに「歯並びの見た目」や「噛み合わせ」がどうしても気になってしまった場合は「歯医者さんでの矯正や噛み合わせ治療をする」必要は出てきてしまいますが、
個人的には「歯医者さんでホワイトニングをする」ということよりは数倍重要な治療だと思うので、まずは気軽に相談されてみることをオススメします。


というわけでここまで「キレイな歯は歯の色や歯並びに関係していますよ。」ということを書いてきましたが・・・
もちろんこれらにさえ気を使っておけば「キレイな歯になってひと安心!」・・・というわけではなく、
「虫歯や歯周病などのお口のトラブル」によってお口の状況は一変してしまうので、こちらも忘れずに毎日オーラルケアで対策をしておきましょうね。

この記事のまとめ

  • 「キレイな歯」とは…「歯の色」や「歯の形」、そして「歯並び」が良い状態
  • 「歯の色」は、日本人であればそもそも真っ白な歯ではないので、自分の歯がクリーム色や黄色でも過度に気にする必要はない
  • ただし、「食事による着色」には日頃からしっかりと対策しておくべきなのでコーヒーやワインが好きな人はステインオフ系のハミガキ剤でケアしてあげましょう
  • 「歯並び」は歯の色と同様にコンプレックスを感じやすいポイントだが、しっかりと噛み合わせが合っていて機能面で問題がないことが「良い歯並び」の重要な条件
  • 「良い歯並び」のためにはアゴを発達させることや歯やアゴに余計な力を加えないことが大切
  • 虫歯や歯周病などのお口のトラブルによっても歯の色や歯並びに影響が出てしまうので、自宅でのケアと合わせて定期的な歯医者さんでのチェック+クリーニング(3ヶ月~1年間隔ぐらい?)をお忘れなく。

「自宅で介護している家族」へのオーラルケアについて

高齢化社会ということもあって、「自宅で高齢家族の介護」をされるケースも珍しいことではなくなってきましたよね。

そして「介護」のひとつとしてのオーラルケアはとても重要な行為でして・・・
オーラルケアを怠らず「ブラッシングや舌の掃除、入れ歯の洗浄」を行っておくことでお年寄りが快適に食事をすることができてイキイキとしてくるだけでなく、「よく噛んで食事を楽しめる」ことで脳への良い影響もあるため、生活の質を高めるためには手を抜いてはいけないポイントとなっております。

中でも歯ブラシでのブラッシングは基本でありながらもとっても大切なオーラルケア方法となっていて、口の中の汚れを落とすだけでなく「口の中でブラシ動かす」という行為自体が唾液腺を刺激することができるので「唾液が増えてお口の自浄作用が働きやすい」ため、この点がブラッシングの大きなメリットとなっています。

さらに唾液が増えることで虫歯や歯周病予防だけでなく口臭予防にもなり「会話によるコミュニケーションが円滑にできるようになる」こともできるので、唾液量は年々減少していってしまうお年寄りにはブラッシングと合わせて唾液腺のマッサージ(頬の手を当ててグルグルと動かす)こともオススメですよ。



ちなみに、口臭予防に関しては歯のブラッシングだけでなく「舌のお掃除」も忘れずに行う必要があって、
若い人でも舌の掃除は優しくやらないといけませんが「乾きやすくて傷つきやすいお年寄りの舌」はさらに気を使って舌ブラシや毛の柔らかい歯ブラシを使ってなでるように掃除してあげしまょうね。

それと入れ歯のお掃除に関しては、専用の入れ歯洗浄剤を使うだけでなく「入れ歯専用のブラシ」が販売されているのでこちらを使われると雑菌が繁殖しやすい部分のケアも楽にできると思いますよ。



・・・さらに、このようなオールケアと合わせて「ドライマウスを予防するようなジェル」を使うと安心・・・ではありますけど、
「ジェルの味や使い心地が苦手」に感じる方もいらっしゃるので、とりあえずは基本的なケアを確実に行うようにしてくださいね。



とにかく・・・
オールケアを怠ることで進行した虫歯や歯周病は「生活の質を落とす上に全身の病気にも繋がる」
ことは今やとても有名なお話となっているので・・・
皆さんもオールケアの大切さはすでにお分かりである反面、「介護が必要な家族相手」となると気兼ねしてしまいしっかりと実行できないことがあるので意識して丁寧にケアしてあげましょうね。

この記事のまとめ

  • お年寄りへのオーラルケアは「健康面」だけでなく「生活の質を高める」ためにも重要
  • お年寄りに対するオーラルケアもブラッシングが基本
    (さらに舌も磨いてあげることもお忘れなく)
  • 雑菌が繁殖しやすい入れ歯のお手入れは入念に行いましょう
  • 「お年寄りがオーラルケアに対して苦手意識を持たない」ように優しく丁寧にケアしてあげることを心がける

普段何気なく使っている「お口」の働きについて

当たり前のお話ですが・・・口の中には「歯」や「歯茎」「舌」「唾液線」などのいろいろな役割を持った器官がありますよね?
そこで今回はそれらの部位によるお口の働きについてご紹介してみようと思います。

まずは、やはり一番分かりやすくて大きな働きである「食事に関するいろいろな動作」でして・・・
これには「食べ物を小さくすることができる」が使われるのはもちろんのこと「口蓋(こうがい)というお口の天井部分」と「舌」を使うことでも食べ物をすり潰すことがありますし、さらには食べ物をうまく口の中で移動させて咀嚼しやすくしたり味覚を感じることもできるのでスグレモノですよね。

それと食べ物を飲み込む際の手助けをしてくれるのが「唾液線から出てくる唾液」となっていて、
唾液で食べ物を湿らせることで喉に詰まらせることなく飲み込みやすくしてくれることについては・・・皆さんも「パサパサした食べ物がまったく飲み込めない…」なんて経験があるでしょうから分かるのではないでしょうか?

ちなみに唾液には「口腔内を細菌の繁殖を防ぐ)」ことや「乾燥からくる口臭対策」、「消化の補助」などの効果もあるので・・・「口内環境を整えるために唾液を増やしてあげる」ことは超重要なポイントとなっておりますよ。



そして食事でけでなく「話す」ということもお口の大切な働きとなっており・・・
人間は肺に入った空気を出すときに声帯を通ることで音がでるんですが、この音を「舌や唇の形」を変えることで「声」としてコミュニケーションができるようになっているので、ふだん何気なくしている食事や会話もいくつかの部位を複合的に複雑に動かしてやっていると思うと不思議な感じがするのではないでしょうか?

それと、奥歯を噛みあわせて食いしばることで「より力を発揮できる(踏ん張れる)」というのも・・・一応重要なお口の働きと言えますよね。
ですのでスポーツ選手などは奥歯のかみ合わせに神経質になる方も多いらしく、歯医者さんで噛み合わせを調整したり、自分の歯型に合わせたマウスピースを使用してより力が出やすい環境づくりをされているみたいですよ。



こういった働き以外にも、「口での呼吸」とか「咀嚼による脳の活性化」なんかも人間に必要な働きといえるので・・・
結局は、「こまめに虫歯や歯周病予防をしてできるだけ自分の歯を残す」ことや「トラブルが起きてしまった歯は早めに治療をする」ことを心がけて何歳になっても不都合なく食事や会話などができる状態にしておくことが健康生活には必須の行動となるってことなんですよね♪

というわけで皆さんも「いろいろ重要な働きをしてくれているお口」のことを考えて日々のケアを心がけましょうね。
・・・それには「自分に合ったハミガキ剤を見つける」ことや「歯ブラシによるブラッシングだけでなくフロスや舌ブラシなどを積極的に使用する」ことが大切ですよ。

この記事のまとめ・この記事のポイント

  • 私達が普段何気なくやっている行動(食事や会話など…)はお口のいろいろな器官が同時に働いて実行することができている
  • 「食事による体づくり」や「会話をする・咀嚼をする・味覚を楽しむことによる脳の活性化」はとても重要な行動なため、口内環境が全身の健康にも大きく影響してきてしまう
  • 健康的な生活を続けるためにも、お口の中を健康に保つことができる様々なオーラルケアアイテムを組み合わせて使ってあげることが大切
  • 特に「通常の歯ブラシによるブラッシング」では丁寧に磨いても磨き残しが起こりやすいのでフロスや歯間ブラシは最低限使うのがオススメ
  • ただ…ブラッシングのたびに丁寧にケアをしようとすると面倒くさくなって長続きしないことがあるので、まずは「夜寝る前のブラッシング時」にフロスやお気に入りのハミガキ剤を使ってじっくりとケアしてあげることから始めましょう

歯磨き粉に含まれている「研磨剤」は悪者?

私達が普段使用しているペーストタイプの歯磨き剤には研磨剤という成分が含まれていることが多いですよね?
そこで今回は、やはりどうしても気になってしまう「研磨剤の影響」について取り上げてみたいと思います。

まずは研磨剤とはどのような表記で商品に記載されているのかということですが・・・
私が現在使用している「Lionのクリニカ」の成分表を見てみると「清掃剤…無水ケイ酸A」という表記があり、この清掃剤というものが研磨剤の正体となっております。
ここでクリニカの場合は「無水ケイ酸」が配合されてますけど、それ以外にも「シリカ」とか「炭酸カルシウム」、「リン酸水素カルシウム」、「水酸化アルミニウム」などの成分が現在ハミガキ剤に使用されているようなので商品によって違いがある(研磨力に差がある)ので一度ご確認されてみるのも面白いかもしれませんね。
※無水ケイ酸やシリカは比較的研磨力が強く、炭酸カルシウムは研磨力が弱めです。

それにしても「研磨剤」という言葉自体がけっこうインパクトの強い言葉ですので、「歯をガリガリと削りとってしまう…」なんてイメージをついつい持ってしまいがちですが大前提として覚えておかないといけないのは・・・
通常のチカラで手磨きでのブラッシングをするぶんには歯の表面への影響はそれほどないってことなんですよね。
ですので手磨きでブラッシングしている人が「研磨剤ってなんか怖いから研磨剤入りの商品を使うのはヤメておこう!」なんて考えてしまうのは・・・研磨剤には「歯の表面の汚れをしっかりと落してくれる」という大切な効果があることから少し早い判断ということになりますよ。

とはいえ研磨剤によって汚れを落とすパワーが上がるため、いちおう研磨剤入りのハミガキ剤を使用しないほうが良いケースはもちろんありまして・・・
●電動歯ブラシを使用している人
●手磨きでもゴシゴシと力いっぱい歯を磨いてしまう人
●食後スグのブラッシング時
●歯茎が下がってきている人、知覚過敏の人
などの場合には研磨剤入りのハミガキ剤の使用は避けるのが良いとされています。

ちなみに、「なんで上に挙げた人やタイミングでは研磨剤入りのハミガキ剤の使用を避けたほうが良いのか?」というのは・・・皆さんもなんとなくお分かりかもしれませんけど・・・

まず、電動歯ブラシを使ったり力いっぱいブラッシングをすると歯磨き粉を作っているメーカーが想定しているよりも大きな力が歯に加わってしまうために元々はキズが付きにくい歯の表面とはいえ歯ブラシの摩擦の影響が出てしまうケースがあるんですよね。

そして「食後スグでのブラッシング」に関しては・・・人間のお口の中は食事をすると酸性に傾きやすく、食後は「脱灰(=歯のカルシウムが溶け出す)と再石灰化の綱引き」が始まってしまいます。
この綱引きは食後30分程度まで「脱灰が優勢」なので「歯が普段よりも弱くなっている食後スグの時間帯」は普段よりもキズがつきやすい状態になるため、この時には手磨きで優しく磨くようにしましょう。

ただ・・・よく食後は絶対に歯を磨いてはイケない!みたいなことが言われることはありますが・・・
個人的には「結局は力の入れ具合の問題」であって、食後スグに歯を磨くこと自体にはあまり問題はなく「強めの研磨剤や電動歯ブラシを使わずブラシを細かく動かして歯を磨く」ようにすれば良いと思いますよ。
(「食後に歯を磨く」という習慣が身につくと「ブラッシングのやり忘れ」を防げますし♪)

そして最後の「歯茎が下がっている人」は、歯茎が下がっていることで歯の根元部分が露出してしまっているケースが多いんですよね。
歯の根元部分は「歯の表面を覆っている強度のあるエナメル質」ではなく「セメント質」という傷つきやすい成分でできているため「歯の根元を研磨剤入り歯磨き粉でゴシゴシとブラッシングすると手磨きでも傷が付いてしまうことがある」のでお気をつけ下さいね。
知覚過敏はこの根元部分の露出が深く関係しているので、冷たいものを飲んでしみる人も同様ですよ。
(歯根部分の歯の傷つきは、特に歯並び的に「犬歯(八重歯)」などのカーブしている部分にある歯にはブラシの力が加わりやすいので注意。)


・・・というわけで、歯磨き粉に含まれている研磨剤について取り上げてみましたが・・・
ここまで記事を読まれた上で「やっぱり研磨剤入りの歯磨き粉は使いたくない!」と思っておられる人は、「研磨剤入りの歯磨き粉であるかどうか?」を判断するポイントとして商品の成分を細かく見ることも大切ですけど、研磨剤が入っていることが多い練り状の歯磨き粉ですと「この商品は研磨剤は使用していません。」みたいなウリ文句?が記載されているあることが多いのでそちらを参考にされると簡単に探せますよ。



・・・まぁ、コンクールFなどのジェル状のハミガキ剤ならば研磨剤は入っていることがないので「見た目(ハミガキ剤の形状)で判断してしまう」のがもっと楽なんですけどね♪



この記事のまとめ

  • 歯磨き粉の中に含まれている研磨剤は「清掃剤」という名称で表示されている
  • 研磨剤は成分によって研磨力の差があるとはいえ、「歯の汚れを効率的に落としてくれる成分」でもあるので過度に避ける必要は無い
  • 「研磨剤が含まれた歯磨き粉を使用すること」よりも「ブラッシング時の力の入れ具合」などを見直すことがまずは大切
  • 特に「犬歯の表側部分」はどうしても一番ブラシの圧力がかかりやすい部分なのでブラシの動かし方には気を使いましょう
  • 研磨剤を使いたくない人は「ジェルタイプのハミガキ剤」を選ぶと安心

自宅でできる高齢者へのオーラルケアについて

自分ではオーラルケアができなくなってしまった高齢の家族がいる場合、「どのような流れでケアしていけば良いのか?」というのは分からないですよね。
そこで今回は「高齢者のお口のケア方法」について取り上げてみたいと思います。



まず・・・高齢者のお口の中のケアをする前に体の健康状態も把握しておくことがとても大切でして・・・
「血圧チェック」や「体重の増減」をはじめ、「自分でどの程度までケアできるのか?(ブラシは使えないが、うがいは自分でできる…など)」をしっかりと見た上で「お口のケアができる状態かどうか?」を判断してからケアしてあげましょう。

そして実際のケア方法についてですが・・・
これは自宅でできるケアとしてはそれほどたくさんのことはできませんので、「ブラッシング」や「入れ歯のお掃除」、「お口の状態のチェック」が基本になると思います。

ブラッシングに関しては、寝たままの状態でするよりは「椅子などに座らせて、アゴを少しひいた感じ」で磨いてあげると、ブラッシング中にお水が喉に向かいにくくなるためおすすめで・・・
歯を磨く順番としては奥歯から順に前歯に向かって磨くようにして、さらにガーゼなどを持ちながらこまめにお口まわりのお水や唾液は拭きながら行うと高齢者も違和感を持ちにくいようですね。
(それと、ブラッシングをしてあげるときには手をしっかりと洗った上で手袋などをして衛生面にも気を使うことも忘れないようにしましょう。)

ちなみに「歯ブラシ選び方」に関しては個人差があるのでなんとも言えませんが、
「お口の中でブラシを動かしやすいようにヘッドがコンパクトなタイプのブラシを選ぶ」ことや「歯茎を傷つけないため(痛みをできるだけ感じさせないため)にソフトなブラシを選ぶ」のが基本的には良いと言われておりますよ。



そしてブラッシングが終了したらお口の中をしっかりと観察して、「口の中に食べかすなどが残っていないか?」とか「頬や舌にキズはないか?(あった場合には入れ歯の状態もチェックする)」、「舌の状態(舌の汚れは奥側に溜まりやすい)」などを確認してあげましょう。
特に高齢者は舌の動きが弱くなるために「上あご」とか「舌の裏部分」などにものが挟まったままになることがあるのでご注意くださいね。

●汚れが溜まりやすい方の場合には口腔ケア用のスポンジを併用されるのが良いと思います。

とにかく・・・「お口の中に大きなトラブルがある」とか「口がうまく開けられない」ということになると歯医者さんに相談する必要はありますが、自宅でできるケアとしてはブラッシングやうがいによって汚れを落としてあげるのが基本なので皆さんも上記のようなことを心がけてケアをされていってみてはいかがでしょうか。

この記事のまとめ

  • 高齢なご家族のオーラルケアをするにはお口の状態だけでなく、体の健康状態もしっかりとチェックすることが重要
  • 自宅でできる高齢者へのオーラルケアはブラッシングが中心
  • ブラッシングをしてあげる際には不快感を感じさせないような「歯磨きの体勢」や「力加減」を心がける
    (不快な体験をさせてしまうと「歯磨きを嫌がって口を開けなくなってしまう」こともあるため)
  • 歯ブラシは「お口の中で動かしやすく、刺激の少ない商品」を選ぶ
  • ブラッシング後には上あごや舌の裏のチェックもお忘れなく

歳をとると唾液が減ってしまうのは仕方がないのか?

年齢が上がるにつれてお口のトラブルが発生しやすくなってきた…」なんて感じておられる方はけっこう多いのではないでしょうか?
これは単純に「子供の頃から長年同じ歯を使い続けているのでトラブルが増えるのはしょうがない」とも考えられますが、その他にも「加齢による唾液量の減少」がとても関係しているようなので今回は「加齢と唾液量」について取り上げてみたいと思います。

・・・と、その前にまずは唾液の働きについて簡単にご説明しておきますと・・・
唾液は「殺菌・抗菌作用や粘膜の保護」などの作用があるために「虫歯や歯周病、口臭など…ほとんどのお口のトラブルから守ってくれる人間にもともと備わっている素晴らしい機能」なんですよね。
(なんと1日に1リットル以上も分泌されているそうですよ!)

そして唾液の具体的なトラブルに対する働きとしては、
「食後にお口の中が酸性に傾いて歯が弱くなった時(虫歯になりやすい環境になった時)も唾液の働きによって中性に戻してくれる」とか「ドライマウスによる口の乾燥からくる口臭・ニオイの原因菌の増殖による口臭を防いでくれる
という働きがあるので、このようなことを考えると「唾液の量が減る=お口のトラブルに見舞われやすい」ということは皆さんもお分かりになると思います。


ですのでいくらお金をかけてオーラルケアアイテムを揃えて、それらを正しく使ったとしても「自分の唾液の分泌量が減ってしまっては元も子もない」ということになので注意が必要ですよ。

そしてここからが本題の「加齢と唾液量」についてですが・・・
これに関しては、人間は歳をとると唾液の量が減ってしまうのは「老化現象のひとつで仕方がない」ということはまずはしっかりと覚えておくことが大切です。
(逆に赤ちゃんは唾液が口からあふれてしまうぐらい量が多いですよね。)

とはいえ、ここで「加齢よって唾液が減ってしまうのなら何もせずに諦めてしまうしかないのか?」のかといえば・・・全くそうではなくて、加齢によって減ってしまう唾液は安静時唾液という「なにもしていない時に分泌される唾液」の量が減るだけなのが大切なポイントとなります。
というのも唾液の分泌というものは安静時にただ勝手に分泌されるものだけでなく、「物を噛む」とか「お喋りをする」という時に分泌される刺激唾液というものもあり、この刺激唾液はいくら老化しても若い人と分泌量に差があまりないんですよね。
なので、「最近唾液量が減ってきた気がする…」なんて人は積極的に「口の周辺部分に刺激を与えて唾液を分泌される」ように心がけましょう。
(食事に歯ごたえのあるものを食べる、ガムを噛む、唾液腺のマッサージをするなど…)



ただ、お年寄りになるにつれて「噛む」という動作も「歯を失ってしまったり、アゴの筋力が低下してしまう」という理由から少なくなってしまうため、「老化による唾液が減る→お口のトラブルが発生→満足に咀嚼できないのでさらに唾液量が減る・・・」という負のスパイラルにおちいってしまう危険性があるので、できるだけ若いうちから健康的な歯を維持しておくことは大切ですよ。

ちなみに「加齢」以外にも唾液が減ってしまう原因はあって・・・
ストレス(質の良い唾液を出にくくする交感神経が過度に活発になるため)」や「口呼吸が癖になっている」、「薬による副作用」なども考えられるので、一度自分の生活を振り返ってみて唾液が減っている理由を調べてみるのも良いと思います。

それと女性の場合は「閉経後などで女性ホルモンが減る」ことも唾液の減少と関係があることから、加齢による唾液の量の減少に拍車がかかる危険性があるので「更年期の女性」は特に対策をしていくことをオススメいたします。

この記事のまとめ

  • 唾液はいろいろなお口のトラブル予防のために役立ってくれるので唾液の減少はお口のトラブルに直結してしまう
  • 年齢を重ねると自然と唾液量が減ってきてしまい若い頃よりもトラブルが発生しやすいので要注意
  • 加齢以外にも「お薬の副作用」や「ストレス」、「女性ホルモンの減少」、「お口のトラブルで歯を失ってしまい咀嚼のバランスが崩れる」ことでも唾液は減ってしまう
  • ただし「意識的に唾液を増やすことを心がける」ことでお年寄りでも唾液量は増やすことができる
  • 唾液量を増やす具体的な方法としては…「食べ物をよく噛む・お喋りをする」といったアゴや舌を動かす動作や「直接、唾液腺(耳の前のこめかみ部分)や歯茎をマッサージ」してあげるのが有効

日常生活に支障が出かねない「知覚過敏」について

知覚過敏」については多くの人が不快に感じているお口のトラブルですので「すでに皆さんもある程度はご存知」なのでしょうけど、今回は再確認の意味も込めて知覚過敏について取り上げてみたいと思います。

まずは「知覚過敏ってなに?」ということについてですが・・・
これは説明するまでもなく「お口の知覚(外からの刺激を受ける感覚)が過敏になった状態になってしまう」ことですよね♪

ですので、知覚過敏になることで「冷たいもの熱いものを食べた(飲んだ)時」だけでなく「ブラッシングをした時」なども過度に不快感を感じてしまい、生活に支障が出てしまうケースもあるから注意が必要となりますよ。



知覚過敏になってしまう原因は・・・
「歯の表面をコーティングしている硬い材質のエナメル質」の中にある「象牙質が様々な理由によってむき出しになってしまう」ことが原因のほとんどとなっており・・・
この象牙質が露出してしまうと「象牙質から歯の神経に刺激が伝わりやすい(象牙質には神経に向かって管が通っている)」ために温度や摩擦などに過敏に反応してしまいます

そして、気になる「象牙質がむき出しになってしまう理由」ですが、大きく分けると下に挙げた2つが代表的で・・・
●エナメル質が破壊される…その原因:「虫歯」「歯の噛み締め」「事故などにより歯に外側からの刺激が加わる」
●歯ぐきが下がる…その原因:「歯周病」「歯の噛み締め」「強くブラッシングをしてしまう」「年齢による歯ぐきの後退」
など様々な理由があります。

ですので、知覚過敏を予防するには「虫歯や歯周病などの代表的なお口のトラブルを避ける」ことから始まり、「歯や歯ぐきに大きな力が加わる噛み締め(TCHや睡眠中の歯ぎしり)の改善」、「ブラッシングを優しくする」ことが大切となりますよ。

TCHについては以前の記事で簡単に紹介しましたが「日中、無意識に上下の歯をくっつけてしまうTCH」のまま生活していると、気が付かないうちに歯に大きな力が加わってしまうので注意が必要で、
TCH対策方法としては「自分の歯がくっついていないか?」ということをちょこちょこと確認して意識して歯を離すことである程度解消することができますよ。

睡眠中の歯ぎしりに関しては、ストレスや枕の高さによる影響があるのでその点を改善することはもちろんのこと、物理的に「睡眠中用のマウスピースを使う」というのも個人的にはオススメです。
(私は実際マウスピースを付けて寝ています。)



それと、多くの人の知覚過敏の原因となっている「過度な力によるブラッシング」に対しては・・・
「ブラシを優しく・細かく動かす」とか「毎日のように研磨剤入りの歯磨き粉は使わない」などが基本ですし、知覚過敏になってしまった方はブラッシング時に「フッ素入りの歯磨き粉を使う」とか「乳酸アルミニウムが配合された知覚過敏用の対策アイテムを使う」などしてケアしていくようにしましょう。



ちなみに「知覚過敏が起こりやすい部分」は「犬歯付近の歯」や「歯の表側」となっていて・・・
これはやはり「歯ブラシの力が加わりやすい(特に犬歯付近はカーブして生えているため)」ことが理由となるので、この辺りをブラッシングする時には丁寧に優しく行うことが重要ですよ。

もちろんこのような対策が知覚過敏対策をすることは大切とはいえ、
もし皆さんの中で「すでに知覚過敏が進行しすぎてしまってお悩み」ならば歯医者さんでの治療も可能なので気になる方はプロに相談されると手っ取り早く対策はできると思います。
(具体的な治療内容は、「歯のコーティング」「象牙質を保護するレジンを使う」「レーザー治療」など…)

この記事のまとめ

  • 知覚過敏は「歯茎の下がったり、エナメル質が破壊される」ことで刺激が伝わりやすい象牙質が露出してしまうために起こる
  • 対策方法としては・・・基本的なオーラルケア(「正しいブラッシング」や「目的に合わせてオーラルケアアイテムを使うこと」)を毎日行うことが基本
  • 「就寝中の歯ぎしり」や「日中の歯の噛み締め(TCH)」も大きな知覚過敏の原因なので注意
  • 歯医者さんでも知覚過敏対策は可能なので相談してしまうのも手

毎日の歯磨きで「ついつい力を入れてブラッシング」してしまってませんか?

「オーラルケアに関心がある人」も・・・そうでない人も「毎日のブラッシングを欠かすことはない。」という方がほとんどですよね?

それほどまで「当たり前な習慣」となっている毎日のブラッシングですが、1日に何度も行うことだからこそ間違えた方法でやってしまうと逆にお口のトラブルを引き起こしてしまうことになりますので、今回は「間違えたブラッシング方法による害」について取り上げてみたいと思います。


まずは・・・皆さんも「歯を磨いていたら出血してしまった…」なんて経験が何回かあるかもしれませんけど、
これはもちろん「歯周病」によって歯ぐきが弱っている時にも起きてしまうことがあるとはいえ、「強くブラッシングをしている」とか「研磨剤入りの歯磨き剤を使っている」「歯ぐき部分を擦りすぎている」「毛先が傷んだ歯ブラシを使用している・毛が硬すぎるブラシを使っている」などの理由からも出血してしまいます。

やはり歯ぐきはとても傷つきやすい部分ですし、特に「犬歯(八重歯)や小臼歯(しょうきゅうし)の表側は歯並び的にカーブしてしまっている部分の歯」なのでブラシの圧力がかかりやすくなるため、丁寧に磨きましょうね。



そして、ゴシゴシとブラッシングすることで「単純に傷ができて出血してしまう」というだけでなく、「歯ぐきを傷つけるようなブラッシングによって歯ぐきが下ってしまう」ことがあるので気をつけなければなりません。
(中には見た目でハッキリと分かるぐらい歯ぐきに深い傷が付いてしまう方も居られますので…)

もし仮に歯ぐきが下がってきた状態になってしまうと・・・
「通常歯の表面を覆っている硬いエナメル質」よりも柔らかい部分である「歯根部分」が露出してしまい、(エナメル質ならば余程の力を入れない限りは歯を傷つけませんが…)歯根部分はブラッシングでどんどんとダメージを受けてしまうので「とにかく歯ぐきを傷つけない程度の力加減で細かく・優しく歯を磨く」ことが大切ですよ。

ちなみに「くさび状欠損」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、
これは歯と歯ぐきの境目である「歯頸部(しけいぶ)がくさび状(V字に掘られてしまう感じ)に傷ついてしまう状態」のことを言いまして・・・
この「くさび状欠損」は「歯にかかる過度な圧力(噛み締め癖)+ブラッシングによるダメージ」によって引き起こされてしまいます。

初期段階のくさび状欠損では知覚過敏程度で済みますが、その後は進行がどんどんと早くなり「歯ぐきの炎症」や「欠損部分が虫歯になりやすい」などのトラブルが起きてしまうので注意が必要となりますよ。

●睡眠中の噛み締め対策にはマウスピースを使われるのが大切ですよね。


くさび状欠損にまでなるぐらい実際に歯根部が削れてしまうと自然に元に戻るということはありませんけど、その手前の通常の擦り傷ぐらいならばしばらく刺激を与え過ぎないようにするだけで傷は回復していきますので「ブラッシングしている時に歯ぐきが痛い」とか「出血する」なんて人はできるだけ早めに「ブラッシング時の力の入れ具合」や「柔らか目の歯ブラシを選ぶ」などの工夫をされてみてくださいね。

・・・個人的には、電動歯ブラシを正しく使う(自分で手をあまり動かさず、ブラシを押し付けずに使う)ことで手磨きよりも歯ぐきへの刺激を避けられるのでオススメですよ。
(ただし、電動歯ブラシを使う際には「ホワイトニング系の歯磨き粉に多い…強めの研磨剤入りのハミガキ剤」は使ってはイケませんが…)



それと「新品の歯ブラシを使う時にも歯ぐきを傷つけやすい」ため、新しい歯ブラシでブラッシングするときには多少力加減をいつもよりも弱くして、だんだんとブラシが柔らかくなってきたら通常の力に戻すようにすると良いと思います。

そして最後に、通常の歯ブラシだけでなく、デンタルフロスを「歯間に入りにくいから」といってグッと押し込もうとすると、こちらも簡単に歯ぐきを傷つけることとなるので、使用時には「前後に動かしながらゆっくり入れる」ようにして下さいね。

この記事のまとめ

  • 「毎日のブラッシング」はオーラルケアの基本中の基本ではあるが、「間違えた歯磨き方法」によって逆に歯に悪い影響を与えてしまう
  • 間違えたブラッシング方法としては・・・「ゴシゴシと力を入れ過ぎて歯を磨いてしまい、歯茎や歯の根元部分にダメージを与えてしまう」ケースがとても多い
    (特に「一番ブラシの圧力がかかりやすい八重歯部分」や「摩擦に弱い歯と歯茎の境目」のブラッシングには気を使いましょう。)
  • 歯の根元部分(歯頸部)の損傷は「歯ブラシによる圧力」だけでなく「噛み締めグセ(tch)や睡眠中の歯ぎしり」でも起こるので、ブラッシング方法の改善や噛み締め対策を早めにしておくことが大切
  • 「どうしてもブラッシング時に力が入ってしまう」という人は、短時間で…しかも歯や歯茎にダメージを与えることなくブラッシングできるようになる電動歯ブラシを使うのがオススメ

虫歯の再発を繰り返すことで待っている「抜歯」に注意


悲しいことに「昔に虫歯治療をした歯」はある程度の期間をおくと虫歯が再発してしまうことがとても多いんでよすね。
(治療部分が虫歯になる「二次う蝕(二次カリエス)」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?)

これは現在、気軽にどこの歯科医院でも受けられる虫歯治療には「歯を削って人工の詰め物を入れる」という方法しかないからでして・・・
人工物である詰め物と自分の歯との間にはどうしてもわずかに隙間が生まれてしまいますし、「詰め物の寿命による劣化」・・・さらには、「治療時に虫歯を全て取り除けなかった」なんてこともあるので「治療した歯が再度虫歯になることは仕方がない」こととも言えてしまいます。



そして・・・
1回目の治療で「コンポジットレジン(プラスチックの充填物)」を入れた場合、2回目の治療では「インレー(銀の詰め物)」を入れ、3回目には「クラウン(歯の被せ物)」を装着・・・
などといった具合に治療のたびに歯が削られていって、自分の歯がどんどんと失われて人工物の割合が増えてきてしまいます。

こういった治療を繰り返していると最終的にだいたい4回から5回目ぐらいの虫歯治療をした際には「抜歯」という対処しかできなくなるので注意が必要となるため・・・
もちろん、年齢をかさねるごとに歯周病リスクが高まるために歯ぐきの状態によってはさらに早く抜歯されてしまうことがありますが、やはり虫歯は定番のお口のトラブルなので「子供の頃から丁寧にオーラルケアをして、そもそも虫歯は一回たりとも作らせない」ということが重要なんですよね。



・・・それにしても、これではすでに虫歯を経験されている方からしたら「諦めるしかない…」ということになるのであまりにもヒドいお話となってしまいますが・・・
やはり、どうしても「被せ物をした治療後の歯の中にはどんなにブラッシングしても毛先は当然届かない」ために自分ではなかなかケアすることはできないので「定期健診で状態を観察しておく」ことや「他の歯を虫歯にしない」ことは最低限心がけることはお忘れなく。
(歯医者さんがニガテな私からすると歯の定期健診は「半年~1年に1回」ぐらいで良いと思ってますが、歯の治療をした時に歯医者さんから「〇ヶ月後に様子を見せにきてくださいね。」みたいな期間の指定がされた場合には素直に従って診てもらうようにするのがオススメですよ。)

ちなみに、毎日のブラッシング(就寝時)と同時にフロスなどで歯間のお掃除をしたり、寝る前にデンタルリンスを使うなどは虫歯対策として定番中の定番ですが・・・
こういったこと以外にも「特定の歯に力が加わリ続けるとその部分が虫歯や歯周病になりやすい」ので、「噛み合わせ治療」とか「睡眠中の歯ぎしり対策にマウスピースを付ける」というのも「顎関節症だけでなく、将来的な虫歯や歯周病対策になる」ので是非とも実践されてみてくださいね。
過去に投稿した愛用中のマウスピースについての記事

とにかく「治療した歯は一生ものではなく、むしろその後にトラブルが発生しやすい」ということを覚えておいてオーラルケアをしていきましょう。

この記事のまとめ

  • 一度でも虫歯になってしまうと、その治療箇所で虫歯が再発してしまう「2次カリエス」を予防することはとても難しい
  • 虫歯治療は患部を削って行うため、再発するたびに「自分の歯が少なくなり、さらに奥深い部分が虫歯になる」ことから4回程度治療をすると「抜歯」になってしまうことがある
    (もちろん、虫歯の進行具合で抜歯になる治療回数は変わってきます。)
  • さらに加齢によって「歯周病になる抜歯リスク」も高まるために、子供の頃から「虫歯はできるだけ1回も作らない」ことが大切
  • すでに虫歯治療してしまった人でも「毎日のこまめなオーラルケア」と「定期検診」、「虫歯・歯周病が大きく進行する前に治療を行う」ことで歯の寿命は伸ばすことができるので諦めずにケアしていきましょう

将来的に見ても「中学生・高校生時代のオーラルケア」はとても重要

中高校生のオーラルケア」が人生の中でもかなり大切なことであるのは皆さん知っていますか?

というのも、思春期は生え揃った永久歯がだんだんと強化されていく時期でもありますし、「この時期にしっかりとオーラルケアをするかどうか?」によって将来的なお口のトラブルリスクにも関わってきてしまうんですよね。



ここで・・・もしかしたら「若い時に虫歯などのトラブルになっても歯医者で治療さえしておけば大丈夫でしょう♪」みたいな心構えの人もいるかもしれませんが・・・
虫歯治療は「悪い部分を削って詰め物をする」という治療がされるので、一度でも虫歯になってしまうと「もともと自分が持っていた歯には2度と戻らない」ことはしっかりと覚えておきましょう。
(虫歯治療は「虫歯がこれ以上悪化しないための処置」ということになります。)

そして、金属にしろ樹脂にしろ歯に人工的なものを入れるということは必ず年月が経つと劣化してしまいますし、わずかながらも隙間ができてしまうので将来的にはそこが虫歯になりやすく、「治療したところをさらに削って詰め物をする…」ことを繰り返していけば、将来的には自分の歯を失うこととなるので思春期にはしっかりとケアしておくことが必要となります。

とはいえ、学生時代という若い時期だと「虫歯治療の被せ物が奥歯に数個入ってる」程度の状態で、そこまで深刻にお口のトラブルを抱えている人は多くなく、さらに体の免疫力も高いので多少オーラルケアをサボっても歯周病などのトラブルには発展しにくいのが困りモノなんですよね。
(「歯がまだ弱いこと」や「甘いものを食べる人が多い」ので虫歯にはなりやすい時期ではありますが・・・)

人間(特に若い人)は、どうしても「将来の自分の歯のために今からオーラルケアをしておく」ということができる人は多くないのが現状ですので、今現在大きなトラブルがないからといって「毎日の歯磨きをテキトウにしてしまったり、ハミガキ剤・洗口液・デンタルフロスなどを使用せずに過ごしてしまう」と後々大きな問題となることがあるので気をつけることが大切ですよ。



さらに学生時代は「定期的に歯の検診・歯石取りに行っている人」もとても少ない状態ですので、たまたまこの記事を読まれている若い人は今からでもスグにコマメなオーラルケアと定期検診を心がけてくださいね。
・・・もし中学生ぐらいのお子様をお持ちの親御さんが読まれているのならば、子供に嫌がられても歯医者さんに定期的には連れて行きましょう。

学生時代に歯医者さんへ健診に行くタイミングとしては・・・
大型の休み(夏休み・冬休み・春休みなど)」を利用して行くと、時間もとりやすですし、なにより「ほどよい間隔で年に数回歯をチェックしてもらえる」こととなるのでオススメですよ。

そして自宅では「就寝前の歯磨きを特に念入りに行うこと」や「フロスで歯と歯の間を掃除する」ことは最低限行ってくださいね。
(若い人は歯と歯の間が狭いので「細いブラシ状の歯間ブラシ」は使わずに「糸が束になったデンタルフロス」で歯間掃除を使いましょう。)



それと・・・この記事の最初で「学生時代は永久歯が強化されていく時期」と書きましたが、この時期に歯を強くするのは「バランスの良い食事でしっかりと栄養を摂る」ことはもちろん、「フッ素入りのハミガキ剤を使う」ことでも歯が強化されていくので、寝る前のブラッシング時にフッ素配合のハミガキ剤を使用されるのが良いですよ。

この時に、できるだけフッ素入り歯磨き粉を使ったブラッシングの後は口をお水でゆすぎすぎないようにしてフッ素を歯に残しておくようにしましょう。

●私も使用中の「クリニカ アドバンテージ デンタルジェル」は、価格がお手頃でありながら寝る前にしっかりとフッ素で歯をコーティングできるのでオススメですよ。


この記事のまとめ

  • 思春期は体だけでなく「永久歯も成長していく」のでオーラルケアにもとっても重要な時期
  • 「栄養バランスのとれた食事」と「歯にフッ素を使う」ことで永久歯を強く成長させることができる
  • 永久歯が一度でも虫歯になってしまうと、将来的に治療した部分が虫歯になってしまう(二次カリエス)リスクが高くなる
  • さらに「若いころのオーラルケアへの心構え」は大人になっても変わらないことが多いので、学生時代から丁寧なオーラルケアを習慣づけておくのが良い
  • 自宅でのオーラルケアに「評判の良いハミガキ剤やフロス」を使うだけでなく、特にトラブルがなくても大型の連休などを利用して定期的に検診をしてもらうことも大切
  • お口のトラブルは睡眠中に発生・進行しやすいので「寝る前のブラッシング」はとにかくしっかりと行いましょう

虫歯に対して「より気をつける必要がある年代」とは?

「大人の歯に比べて子供の歯は弱そう」なんてことはなんとなく皆さんもイメージできますよね?

そして、虫歯は虫歯菌が酸を作り出すことによって歯が溶け出してしまうお口のトラブルですので、やはり「歯の強さ」というのは虫歯のリスクと直結してしまう・・・ということは柔らかい歯(乳歯)を持っているお子様はやはり気をつける必要があります。



とはいえ、乳歯だけでなく「永久歯でも歯が弱い時期がある」のが要注意ポイントでして・・・
小学校高学年ぐらいの多くの歯が永久歯へと生え変わる時期はもちろん、永久歯が生えそろってからも18歳~20歳ぐらいまででは歯の強さが完全に仕上がっていないのでご注意くださいね。
(ちなみに、永久歯が生えそろった時期から成人までの間に「栄養バランの食生活をおくったり、フッ素を適度に使用する」ことで強い歯に成長させることができますよ。)

しかもこういった「小・中・高校時代」というのは「(お菓子などの甘いモノによって)食生活が乱れやすい時期」ですので、「歯の弱さ+虫歯リスクの高い食生活をおくりがち」というダブルの原因からくる虫歯には気をつけるようにしましょう。
・・・ただし、「虫歯に気をつける」といっても、歯が比較的まだ弱い小中学生がゴシゴシと強くブラッシングしすぎるというのは良いオーラルケア方法ではないため・・・
「手での歯磨きでは時間をかけて隅々まで優しく磨く」ことや「子供用の電動歯ブラシを使用する(すでに永久歯が生えているのならば通常の電動歯ブラシで良いと思いますが…)」、「研磨剤配合の心配がなく、口内への刺激が弱めなノンアルコールの液体化磨きやデンタルリンスを使う」なんて方法を実践されるのがオススメですよ。



このぐらいの子供の年代からしっかりとオーラルケアをしていると、「丁寧にケアすることで虫歯リスクが少なくなる」という直接的な効果だけでなく「オーラルケア習慣が身につくことで将来のお口のトラブルにもなりにくい」こともありますので、「学生さん自身が自主的」にでも「親御さんの教育」でもよいので丁寧な歯磨き習慣をこの時期に身につけておくことが大切ですよ。

とにかく「若いころの虫歯治療部分は将来的に必ずと言っていいほど虫歯が再発する」ことから、「虫歯は一回たりとも作らせない(特に永久歯)」ことを目標に早い時期からケアしていきましょう。

・・・そして、このような若い年代だけが虫歯リスクが高くなる年代ではなく「歯ぐきが下がり始める高齢者」も要注意でして・・・
これは歯ぐきが下がることで「歯根という外からの刺激に弱い部分が露出してしまう」ことや「年齢とともに唾液の量が減る」ことが大きな理由となっているので、「最近歯茎が下がって歯間が広くなってきたかも…」なんて方はご注意くださいね。

「歯茎が下がることで虫歯リスクが高まる」となると、歯ぐきが下がる大きな原因である歯周病は結果的に歯根部分の虫歯に繋がってしまいますし、歯根部分が露出した状態で歯ブラシでゴシゴシ磨くことで簡単に傷ついてしまうので・・・
結局、歯周病ケアやブラッシング方法にもしっかりと気を使うことが大切となるため、ある程度の年齢からは歯周病ケアも必須であることはお忘れなく。



大人になって永久歯が出来上がってしまうと強いエナメル質で覆われた歯の本体部分はあまり虫歯にはなりにくいとはいえ、このような「歯根部分」や「昔の虫歯治療部分」は虫歯リスクが高くなってしまうということを覚えておきましょうね。

この記事のまとめ

  • 永久歯に比べて乳歯はとても弱いので虫歯リスクがとても高い(虫歯になりやすく、虫歯の進行も早い)
  • 小中学生ぐらいの永久歯もまだまだ弱いので虫歯に注意が必要な上に、この時期は体だけでなく「歯の成長期」でもあるので丁寧なオーラルケアと栄養面に気を使うことで強い永久歯を作ることができる
  • 歯が弱い時期に「ゴシゴシと強くブラッシングをする」と「比較的弱い部分である歯の根元だけでなく表面までも傷が付いてしまう」ので丁寧に優しくブラッシングするのがポイント
  • 学生時代から虫歯を作らないようにしておくと「治療部分の虫歯の再発(二次う蝕)」だけでなく、「正しいオーラルケア習慣が身につく」ことで将来的なお口のトラブル対策となるのでとても重要
  • 「歯茎が下がり、唾液が減少する高齢者」は歯周病だけでなく虫歯リスクも高まるので注意