歯周病は若いうちから対策


歯周病は年齢とともにリスクが高くなる」ことから、まだ若い人からすると「歯周病に関しては特に対策をしなくても大丈夫だ♪」なんてことを考えている人もおられると思います。

とはいえ、10代後半ぐらいの若い人でも歯周病の前兆的なものがすでに出てきている人は居るようで、そういった早めに歯周病の兆候が現れる人は30代・40代ぐらいになると症状がさらに重くなってしまうので注意が必要ですよ。



ちなみに歯周病になりやすい場所というのは「早めに生える歯」や「磨き残しが多い歯」だそうで、早くに生える前歯やブラッシングしにくい奥歯は歯石が付きやすいことが多いので毎日の丁寧なセルフオーラルケアと合わせて、「若いころに歯周病を指摘された人」ならば3ヶ月に一度は歯石取りに歯医者さんに行くことを心がけるのがオススメです。

ただ、歯石に関しては「直接的に歯石が元で歯周病になる」ということではなく、歯石が付くことによってブラッシングの妨げになってしまったり、お口の中の環境が崩れて歯周病菌が蔓延しやすい状況になってしまうことが問題のようですね。

それと歯周病になるリスクの高い人は、「オーラルケアをサボってしまう人」や「お口のトラブルを引き起こしやすい食生活」などだけでなく、「菌に対する抵抗力」も大きく関わってきます。
(高齢者が歯周病になりやすいのは「歯周病菌に対する抵抗力」が弱まるのが原因のひとつですからね。)

なので生まれ持った体質的な抵抗力はある程度しょうがない部分があるので、免疫力を高めるような食事(ヨーグルトや発酵食品など)や体調管理に気を使っていくことも歯周病ケアには重要なポイントとなりますよ。
※オーラルケア用タブレットなどもオススメ。


とにかく歯周病は若いうちからのケアが大切なので将来「歯周病が原因で歯を失ってしまった」なんてことにならないように健康的な歯や体作りを早めにしていきましょうね。

この記事のまとめ

  • 10代20代ぐらいの若い人でも歯周病は決して他人ごとではない
  • 若いころのオーラルケア習慣が将来の歯周病予防につながってくれる
  • 具体的な歯周病ケアの方法としては「歯ブラシでのブラッシングと合わせてデンタルフロスや歯間ブラシを使う」ことや「免疫力を高める食事に切り替える」などがある
  • 「歯石」は歯周病の直接原因にはならないが、歯医者さんで除去してもらうことでセルフオーラルケアがスムーズにできる
  • もちろん、歯石の前段階の「歯垢」を毎日のブラッシングなどで取り除いておくことが重要