「歯並びの良くない人」に起こりやすい悪影響

歯並びが悪い」ということは単純に見た目の問題だけでなく様々な影響があるようですね。

そこで「歯並びの悪さが与える影響」を調べてみたところ・・・具体的な問題として「特定の歯への負担が大きくなってトラブルが起こる可能性が高い」ことがまず最初に挙げられるようですよ。

確かに歯並びが悪いということは噛み合わせが上手くできずに「上下の歯の噛み合わせの力が特定の歯に集中しやすい」ことがあるので、食事などのたびに決まった歯に力が加わってしまうと「特定の歯ぐきにも負担がかかる」ことで歯周病の原因ともなってしまいます。

しかも均一に噛めていないとアゴにも負担がかかり、「顎関節症」への進行してしまうケースもあるので注意が必要ですよ。



ですが、これらの歯周病や顎関節症は歯並びの問題だけでなく、「特定の歯や片側だけ(右or左側でしか噛まない)で食事をするクセ」によっても引き起こされてしまうので、食事の際にはできるだけバランス良く左右の歯を使って食べるようにしましょうね。

それと、歯並びが悪いとどうしても「歯が重なりあってしまう部分」がでてきてしまうため、ブラッシングが上手いことできないことも大きなデメリットとなります。

ブラシが届かないところが出てきてしまえば当然虫歯や歯周病リスクが高くなりますし、「磨き残しは口臭の原因」にもなるので歯並びが悪い人は特に磨き残しに注意してくださいね。

その際に、通常の歯ブラシだけではどうしても限界があるので「デンタルフロス」や「口腔洗浄器」、「タフトブラシ」などを使うと歯並びの悪さによる口臭はかなり対策ができると思いますよ。

特に「お水の勢いなどで食べかすを取り除ける口腔洗浄器」はかなりのスグレモノだと個人的には感じていて、フロスよりも扱いやすい上に歯ぐきに負担がかからず「水流によって歯ぐきのマッサージ」までしてくれるので自宅で就寝前にでも使用することをオススメしますね。



さらにお口やアゴのトラブルだけでなく、噛み合わせが悪くなりしっかりと食べ物を噛んで食べることができずに胃や腸などの消化器官に負担をかけてしまうことで消化不良を起こしてしまうこともある上に、人間は「噛むことで満腹感が得られる」ため「あまり噛まないことで食べ過ぎてしまい太ってしまう」なんてことも考えられるので「胃腸が強くない人」や「ダイエットが上手くいかない人」は歯並びによる影響も少し考えられてみるのも良いかもしれませんね。



・・・ただ個人的には、大人の人で見た目に関して「自分の歯並びが悪いことがイヤでしょうがない」と感じているのならば矯正なり対処をすれば良いとは思いますけど、よく芸能人で見かけるような「わざわざ健康な歯を削ったり抜いてまで見た目を整える」ということはしないほうが良いとは思いますよ。
(一度手を加えられた歯は将来的にお口のトラブルを引き起こしやすいので)

最近では子供だけでなく大人の方でも矯正治療をされている人が多いですし、裏側に器具を取り付けて表面からは矯正器具が見えなくしたり、マウスピースで矯正する方法もあるので歯並びに関して見た目にコンプレックスを感じていたり、お口のトラブルを事前に防ぎたい場合にはまず歯列矯正を検討されるのが良いと私は感じています。

この記事のまとめ

  • 「歯並びが悪い人は噛み合わせも悪い」ケースが多く、その噛み合わせの悪さによって歯に負担がかかってトラブルを引き起こしやすいことがある
  • 食事中などに特定の歯だけに力が加わってしまうことが続くと「歯周病や顎関節症、虫歯」のリスクも高くなる
  • 「しっかりと食べ物を噛めない」ことは全身の健康状態やダイエットにも関係することがあるので注意
  • 歯並びによって歯ブラシが上手く届かない場所ができやすいのも「歯並びの悪さによって引き起こされるお口のトラブルの原因」
  • ブラシだけのオーラルケアでは「歯並びが良い人でも磨き残しは起こる」ので、歯並びが悪い人は特にオーラルケアアイテムを併用してケアすることが大切