親が選ぶべき「子供のための歯ブラシ」

親御さんからすれば「子供が快適にブラッシングできる環境づくり」は是非ともしておきたいのではないでしょうか?
というわけで今回は、快適なオーラルケアの環境づくりの重要なポイントである「子供用歯ブラシの選び方」を取り上げてみたいと思います。

そこでまずは「子供に使うべき歯ブラシ」の紹介・・・の前に「子供が嫌がる歯ブラシ」について書きておきますと・・・
これはある程度想像ができるでしょうけど、「ブラシが固い」「ヘッド部分が大きくて口のサイズに合っていない」ということが挙げられますね。
そしてこれ以外にも「ブラシの毛が長い」とか「ギザギザ状のブラシ」、「ブラシの毛先が尖りすぎている」なんてことも子供からすると歯ぐきへの刺激が強すぎて嫌がってしまいます。

では「どんな歯ブラシが子供には良いのか?」というと・・・
ひとことで言ってしまえば、「上に挙げた子供が嫌がる条件とは反対の歯ブラシを選ぶ」ように心がければ大丈夫ですよ♪
具体的には、「ヘッドは小さめ」「ブラシの毛は柔らかめで短め」「毛が密集していて短い」「毛先は細く加工されていながらも刺激が強すぎないもの」ということになりますよね。
(毛先が丸いタイプの歯ブラシは刺激が弱い反面、歯の歯茎の隙間まで届かないことがあるので避ける)

・・・こういった条件の中で、たぶん皆さんもパッと見た目で「ヘッドの大きさ」や「ブラシの毛の形状や長さ」はある程度すでにチェックされているポイントだと思いますが、さらに「直接子供の歯や歯茎に当たる毛先」までしっかりとチェックすることは忘れてはイケませんよ。
(子供に使用する前には親が「手の甲で毛先の刺激をあらかじめ確認しておく」なんとことをされるとさらに安心。)

とはいえ、親御さんからしてもドラッグストアなどの店頭で一つ一つ毛先をジッと見つめながら確認していくのは大変だと思いますので、結局のところは「お子様用歯ブラシ」の中からインターネットの評判やメーカーのサイトなどを参考に選ばれるのがとっても手軽でオススメな方法なんですよね♪



そしてある程度歯ブラシに目星がついたら、その後はネットでそのまま注文してしまっても良いですし近所のドラッグストアに該当の商品を探して購入してもよいですが・・・個人的にはある程度評判の良い子供用歯ブラシで子供も嫌がらない商品が見つかったら「ちょこちょこと商品を変える」のはヤメたほうが良いと思います。
子供は大人が感じないような少しの変化でも過度に嫌がってしまうことがありますので。

・・・あ、それと当たり前のお話ですけど、100円ショップなどの商品や激安品は子供用に使用するのはご法度ですよ。
(私の偏見かもしれませんが、毛先がしっかりと処理されていない商品にあたってしまう確率がどうしても高くなってしまうので)


ちなみに、歯ブラシ選びだけでなく「親が仕上げ磨きをしてあげるときの環境作り」も子供のオーラルケアにはとても大切でして、仕上げ磨きをするときにはしっかりと明るい場所で子供の口の中が見えるようにして行ってくださいね。
(暗い所でやみくもにブラッシングをすると余計な力が加わったり、ヘッド部分が歯ぐきに当たったりしてしまうことがあるため)

やはり子供は「自分に合わない歯ブラシを使ったり、親のブラッシング方法が雑に行われる」と「ブラッシング=大変で不快なもの」というイメージが頭に刷り込まれてしまい、これから成長していく上でオーラルケアを自発的に行わなくなってしまう可能性があるんですよね。

そしてこういった習慣が続くことで大人になっても悪循環が止まらずにどんどんと口内環境が悪くなってしまうこととなるので、子供の頃から「歯磨きの大切さと、快適さ」を教えてあげることが親の役目ですよ。

この記事のまとめ

  • お子様が使う歯ブラシは「大き過ぎず・歯茎に優しくて毛先がしっかりと処理されている」商品を選ぶ
  • 自分で商品の形状をチェックするのが面倒なら、「評判が良くて愛用者が多い子供用歯ブラシ」であれば信頼度は高いので積極的に選んでみるのがオススメ
  • 子供は刺激の変化に敏感なので、不満がない限りは同じ商品を使い続けることが大切(「たまたまセール品で安かったから…」などの理由でちょこちょこと変えてしまうのは良くない)
  • とにかく、親が歯ブラシ選びやオーラルケア環境作りを上手くしてあげて、子供に「ブラッシングに苦手意識を持たせないで習慣化させる」ことが将来的なお口のトラブル予防になる