普段何気なく使っている「お口」の働きについて

当たり前のお話ですが・・・口の中には「歯」や「歯茎」「舌」「唾液線」などのいろいろな役割を持った器官がありますよね?
そこで今回はそれらの部位によるお口の働きについてご紹介してみようと思います。

まずは、やはり一番分かりやすくて大きな働きである「食事に関するいろいろな動作」でして・・・
これには「食べ物を小さくすることができる」が使われるのはもちろんのこと「口蓋(こうがい)というお口の天井部分」と「舌」を使うことでも食べ物をすり潰すことがありますし、さらには食べ物をうまく口の中で移動させて咀嚼しやすくしたり味覚を感じることもできるのでスグレモノですよね。

それと食べ物を飲み込む際の手助けをしてくれるのが「唾液線から出てくる唾液」となっていて、
唾液で食べ物を湿らせることで喉に詰まらせることなく飲み込みやすくしてくれることについては・・・皆さんも「パサパサした食べ物がまったく飲み込めない…」なんて経験があるでしょうから分かるのではないでしょうか?

ちなみに唾液には「口腔内を細菌の繁殖を防ぐ)」ことや「乾燥からくる口臭対策」、「消化の補助」などの効果もあるので・・・「口内環境を整えるために唾液を増やしてあげる」ことは超重要なポイントとなっておりますよ。



そして食事でけでなく「話す」ということもお口の大切な働きとなっており・・・
人間は肺に入った空気を出すときに声帯を通ることで音がでるんですが、この音を「舌や唇の形」を変えることで「声」としてコミュニケーションができるようになっているので、ふだん何気なくしている食事や会話もいくつかの部位を複合的に複雑に動かしてやっていると思うと不思議な感じがするのではないでしょうか?

それと、奥歯を噛みあわせて食いしばることで「より力を発揮できる(踏ん張れる)」というのも・・・一応重要なお口の働きと言えますよね。
ですのでスポーツ選手などは奥歯のかみ合わせに神経質になる方も多いらしく、歯医者さんで噛み合わせを調整したり、自分の歯型に合わせたマウスピースを使用してより力が出やすい環境づくりをされているみたいですよ。



こういった働き以外にも、「口での呼吸」とか「咀嚼による脳の活性化」なんかも人間に必要な働きといえるので・・・
結局は、「こまめに虫歯や歯周病予防をしてできるだけ自分の歯を残す」ことや「トラブルが起きてしまった歯は早めに治療をする」ことを心がけて何歳になっても不都合なく食事や会話などができる状態にしておくことが健康生活には必須の行動となるってことなんですよね♪

というわけで皆さんも「いろいろ重要な働きをしてくれているお口」のことを考えて日々のケアを心がけましょうね。
・・・それには「自分に合ったハミガキ剤を見つける」ことや「歯ブラシによるブラッシングだけでなくフロスや舌ブラシなどを積極的に使用する」ことが大切ですよ。

この記事のまとめ・この記事のポイント

  • 私達が普段何気なくやっている行動(食事や会話など…)はお口のいろいろな器官が同時に働いて実行することができている
  • 「食事による体づくり」や「会話をする・咀嚼をする・味覚を楽しむことによる脳の活性化」はとても重要な行動なため、口内環境が全身の健康にも大きく影響してきてしまう
  • 健康的な生活を続けるためにも、お口の中を健康に保つことができる様々なオーラルケアアイテムを組み合わせて使ってあげることが大切
  • 特に「通常の歯ブラシによるブラッシング」では丁寧に磨いても磨き残しが起こりやすいのでフロスや歯間ブラシは最低限使うのがオススメ
  • ただ…ブラッシングのたびに丁寧にケアをしようとすると面倒くさくなって長続きしないことがあるので、まずは「夜寝る前のブラッシング時」にフロスやお気に入りのハミガキ剤を使ってじっくりとケアしてあげることから始めましょう