睡眠中の口の中について
朝起きると口臭や口のネバつきを感じるという人は多いですよね。これは睡眠時に唾液の量が減少して菌が繁殖してしまったことが原因で、口の中で虫歯菌や歯周病菌となどと戦ってくれる唾液が減少してしまうということは虫歯や歯周病リスクが高まるので睡眠時の口内環境には注意が必要です。
ではなんで睡眠中に唾液が減ってしまうのかというと、人間の唾液は食事をしたりおしゃべりをして唾液腺が刺激されることで多く分泌されるというのは皆さんも実感されてるのではないでしょうか?
なので睡眠中では刺激が無く唾液の分泌量が減ってしまうんですが、それ以外にも「睡眠中の口呼吸」により元々少ない唾液がさらに乾いてしまう事があるというからダブルで大変ですよね。
ここで睡眠中にどんな対策を取ればよいのかということになりますが、個人的には唾液分泌の減少に関しては「ショウガナイ」とこの際割り切ってしまい、「唾液が少なくても安心の環境づくり」と「唾液を乾きにくくする」という方を考えたほうがよいと思います。
ですので唾液が減少してしまっても大丈夫なように寝る前にしっかりとブラッシングやデンタルフロスを使って口の中を清潔にすることはもちろん、最近では就寝前用のデンタルリンスが販売されているのでそれを歯磨きの仕上げに使用すると使った日の翌朝から口臭やネバつきに関してかなりの効果が実感できますよ。
そして口の中の乾燥対策ですが、これはもう「寝ている時に口呼吸をしない」ということが大切ですが、就寝中に意識して口を閉じるというのは難しいので「口を閉じて寝なさい!」と言われても・・・と感じられるかもしれません。
そこで風邪や花粉対策でご使用になっている、いわゆる普通の「マスク」を使うという対策法はお金もそれほどかからずに手軽にできるのでオススメですよ。
マスクを使用することで口を開けてしまっても乾燥しづらい上に、口からの風邪の菌などの侵入を防げるので一石二鳥ですよね。
もしマスクよりも口呼吸自体を改善したいというのならば「ネルネル」という商品をご利用になってみてはいかがですか?
このネルネルは睡眠中に口が開かないように強制的にテープで止めるという原始的でありながら効果的な商品で評判もナカナカなのでオーラルケアといびき対策として使用されるのがよいと思いますよ。
もちろん睡眠中に口呼吸をしてしまうような習慣(日常的に口呼吸をしてしまう)や体の状態( 鼻炎・副鼻腔炎など)を改善した上で実践されてみてくださいね。
睡眠中の口の中についてのまとめ
- 睡眠時には唾液の量が減って菌が繁殖しやすいので注意
- 唾液が減ってしまうのは、唾液腺に刺激を与えられないことによる唾液分泌量の減少と口呼吸をして乾いてしまうから
- 睡眠中はお口のトラブルリスクが高まるので就寝前のブラッシングは入念に
- いびきや口呼吸で口が乾くという場合はマスクや口を閉じるテープで対策