「噛む」だけでない歯の働き

歯の働き
この記事では「歯の色々な役割」について取り上げてみたいと思います。

歯があることによるメリット

歯というものを「普段の食事に使用するための道具」として捉えている人はとっても多いですよね。

確かに快適に食事をするために歯という道具を使って食べ物を細かくして飲み込みやすくするということは確かなことです。

ですが、実際のところ「お年寄りで歯がある人と、歯がない人」を比べても食事による栄養面の差はそれほど大きくはないようなので「歯があるから食事で栄養を十分摂り入れられて健康になる」というだけではない「歯があることによるメリット」があるようですよ。

そこで歯の働きについて挙げてみると・・・

まずは歯があることで「咀嚼(そしゃく)ができる」という点で、
咀嚼をするだけで多くの唾液の分泌がされますし、脳への血流も良くなる効果もあるので健康的な生活をおくる上では大切な行為となっています。

上に「歯がある人と無い人で栄養は同じぐらい摂っている」ということを書きましたが、健康面で見ればハッキリと歯の有る無しで差があらわれているので栄養面だけでなく咀嚼による認知症予防などの面からみて歯は重要なものなんですよね。

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それに歯は「発音」にも影響があって、これは歯がないことで息が逃げてしまい言葉が聞き取りにくい入れ歯のないお爺ちゃんお婆ちゃんを想像すればわかりやすいと思います。

なのでアナウンサーさんなどの声のお仕事をされている人は特に歯のお手入れには気を使っておりますし、有名な某腹話術師さんはわざと歯並びを直さずに発音しやすい状態で留めておいているというから発音と歯は関係性があるということになりますよね。

その他にも歯は姿勢などにも影響があり、歯がなかったり噛み合わせが悪いことで体のバランスが上手く取れない上に力を十分に引き出せないので噛み締めることの重要性はスポーツをされている人ならばさらに強く感じておられるのではないでしょうか。

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ちなみに噛み合わせが悪いと、体のバランスが崩れることによって肩こりや腰痛なども引き起こされるというから虫歯で歯の治療をしてしまったり、歯周病で歯を失って入れ歯を使用するということになると色んな不調が体に起こるようになってしまいます。

その他にも「歯で噛めない」ことによって強いストレスを感じて、ストレスから円形脱毛症や胃腸障害なども考えられるので、私達は毎日のオーラルケアをしてできるだけ歯医者さんで歯の治療されることのないような生活をおくることが健康のためにも大切ということになりますよね。

歯の役割についてのまとめ

  • 歯は食事をするときだけに使う単なる道具ではない
  • 歯があることでしっかりと食べ物を噛むことができると虫歯や歯周病だけでなく、認知症予防にもなる
  • 歯は発音や体のバランスにまで影響を与えている
  • 「歯がなかったり噛み合わせが悪い」ことで体だけでなく、ストレスによって心まで悪影響があるので注意