歳を取ると必ず歯周病になってしまうの?

加齢で歯周病
多くの人が歳を取ると体験してしまう「歯周病」ですが、「どんな人でも必ず歯周病になってしまうのか?」について取り上げてみました。

歯周病は防ぐことができないの?


歯周病は歯を失ってしまう原因ナンバーワンとも言えるお口のトラブルで、症状が進行すると歯が抜けるだけでなくいろんな全身疾患にも影響していくので対策はしっかりと行いたいのではないでしょうか。

でも「いくら対策しても年を取ればほとんどの人が歯周病になってしまうんじゃないの?」というギモンを持たれている人もいると思いますが、「若いうちからのオーラルケア」によって将来的な歯周病リスクはグッと低くなるのでご安心くださいね。

というのも歯周病は歳を取ってある年齢に達したら突然起こるものではなくて、自覚症状がほとんどなく若いうちからだんだんと密かに進行をしていて「歯茎の腫れや出血が見られた時にはもうかなり歯周病が進行してしまっていた・・・」という状況がほとんどとなっているからです。

なので若いうちから歯周病菌の住み家であるバイオフィルムをしっかりと壊してケアしておくと年齢を重ねても重度の歯周病は避けられることができるので、毎日のブラッシング定期的な歯医者さんでのクリーニングをされることをオススメします。

「歯医者さんでの定期的なクリーニング」の頻度というのは、その人のお口の状態や歯周病になりやすい人かどうかでも違いますが、若い人でもせめて1年に1度ぐらいはチェックしてもらうことが大切ですよ。

そしてもちろん「加齢は歯周病の一番の原因」ではあるのも事実です・・・が、60歳を超えて軽度の歯周病があるぐらいならばほとんど心配はいらないので「自覚症状のない時から早めにケアを初めて、年を取っても軽い歯周病で抑える」ということを目指して今からすぐにでもしっかりとオーラルケアしていきましょう。

この記事のまとめ

  • 将来的な歯周病リスクを避けるためにも若いうちからのオーラルケアが必要
  • 歯周病は「自覚症状もなく、だんだんと進行していく」特徴があるお口のトラブル
  • 歯周病ケアとしては、丁寧なブラッシングと歯医者さんでの定期的(3ヶ月~1年に1度程度)なクリーニング
  • 軽度の歯周病程度ならば年齢を重ねて発症したとしてもそこまで悲観する必要はない