歯周病リスクは「性別」や「年齢」によって違う

歯周病リスクの違い
自分が歯周病に「なりやすい人なのか?なりにくい人なのか?」はとっても気になりますよね。
そこで歯周病になりやすい人はどんな人なのかについて紹介したいと思います。

歯周病になりやすい人

日々のオーラルケアによって歯周病対策はできますが、やはり性別体質年齢などいろいろな個人差によって歯周病リスクも変わってきてしまうようですね。

男性と女性を比べてみても、女性ホルモンの影響で歯周病菌が増えやすい環境であり、女性特有の月経はお口の炎症などのトラブルが発生しやすい時期なのでどちらかと言えば女性のほうが歯周病になりやすい傾向があるようですね。
(とはいえ、歯周病リスクが非常に高くなる「喫煙」をしているのは男性の方が多いので、患者さんの数で比べてしまうとなんとも言えませんが…)

そして妊娠中になると女性ホルモンが増加することから普段の生活よりもさらに気を付けてケアする必要がある上に、「妊婦さんが歯周病になると早産リスクが高まる」というから注意が必要です。

なので女性・・・特に妊娠中は体質的に歯周病になりやすかったり、体がツラくてブラッシングが上手くできないとはいえ、電動歯ブラシや質の良い歯磨き剤や洗口液を組み合わせて賢くオーラルケアをしましょう。
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もしご夫婦で子供を作る計画があるのならば事前に歯医者さんで歯周病治療やケアをしてから妊娠をされるというのもひとつの手ですよ。

男女の差以外にも「虫歯がある人」も歯周病リスクは高く、これに関しては虫歯のせいで歯周病が悪化するというわけではなく「虫歯がある=虫歯菌により歯垢ができやすい状態」ですので、この歯垢によって歯周病になる危険性が高まってしまいます。

その他にも「加齢によりお口の中の抵抗力が弱まってしまう」ことも問題で、特に50代ぐらいからは歯周病患者さんがグッと増えるので歳を重ねるごと自分でのオーラルケアだけでなく歯医者さんでの定期検診をすることが大切になります。

さらに年齢が高くなるといろいろな病気にかかることがあり、「病気治療のための薬(高血圧や頻尿対策のお薬など)」の服用の副作用で唾液の分泌量が減ってしまい口の中が乾燥してしまうことにも注意が必要ですよ。

もちろん「薬による副作用で唾液が減る」というケースは、若い人でも花粉症治療薬の「抗ヒスタミン薬」で起こりえるので一応頭の片隅に入れておいてくださいね。

このように歯周病はいろいろな要素によってなりやすい人となりにくい人が出てきてしまうので、なりやすい人は「そのリスクをしっかりと自覚をして」より丁寧にお口をケアしていきましょう。

歯周病になりやすい人についてまとめ

  • 男性と女性を比べると女性ホルモンの影響で女性の方が歯周病リスクは高い
  • 特に妊娠中(妊娠前から)の歯周病ケアは出産にも関わってくるので真剣に対策をしておきましょう
  • 性別だけでなく、歯周病以外のお口のトラブルを抱えている人は歯周病リスクが高い
  • ある程度の年代になると歯周病患者さんが一気に増えてくるので、歳を重ねるごとに歯周病ケアに力をいれましょう
  • 自分が歯周病になりやすいといってただ落ち込むのではなく、「それを自覚した上でオーラルをすること」がとっても大切