ブラシで届かない歯周ポケットケアは「うがい」で対策

うがいでオーラルケア
ブラッシングが一番のオーラルケアであることは間違いありませんが、こちらも有効なケア方法である「うがい」についてもご説明したいと思います。

「うがい」の効果

歯磨きをすることで完全にお口の中をキレイにすることが理想的ですが、なかなか難しいのが現実ですよね。

やはり歯周病で歯周ポケットが深くなってしまうと歯ブラシが届かずに奥までケアすることはできませんし、ムリに奥までケアしようとしてブラシを押し付けると、ただでさえ弱くなってしまっている歯茎をさらに傷つけることとなるので注意が必要です。

そこで口の中でクチュクチュと「うがい」をすることでケアしてみてはいかがでしょうか?

「うがい」といえば歯磨きができない場合でも食後にお水で口をしっかりとゆすぐだけでも歯垢の原因となる食べかすが取れてそれなりのケアができるので、多くの人が実践されていると思います。

そこでさらにブラッシングで届かなかったところをケアするのに洗口液を利用した「うがい」をすると、歯茎にも優しくお口の隅々まで殺菌成分が行き届くのでオススメです。

洗口液といえば「リステリン」や「コンクールF」、「バトラーCHX洗口液」・・・などなど挙げればキリがありませんが、できるだけ高い効果を得たいのならば「刺激が強くない商品」を使用するようにしましょう。

これは刺激が強い洗口液ですと、「刺激に我慢ができない」とか「口の中がすぐにスッキリとして十分ゆすげたと勘違いしてしまう」ことで、成分が行き渡らない内に吐き出してしまうケースがあるからです。

ですので個人的には「コンクールF」や「サンスター バトラーCHX洗口液」は、「低刺激」+「薄めるタイプでコストパフォーマンスが高い」のでイチオシしたい洗口液ですね。



ちなみに薄めるタイプの洗口液ですと「とにかく効果を高めたいからできるだけ濃くして使用したい」と思ってしまいがちですが、メーカー側が「効果と安全性」を踏まえて考えられた濃度なのでしっかりと守って使用することが大切ですよ。

これらの洗口液は就寝前に利用すると朝のお口のネバネバ感や口臭が確実に減るので効果が実感しやすいと思いますし、寝ている間は虫歯や歯周病リスクが高まるので就寝前は忘れずに「洗口液でうがい」をされるのがオーラルケアの基本だと私は感じています。

「うがい」についてのまとめ

  • 歯ブラシが届かないところまでケアできる「うがい」はとっても大切
  • 洗口液を使ってうがいをするとより高い効果が得られる
  • 特に夜寝る前に洗口液を使うと朝のお口の不快感対策ができる
  • 低刺激で薄めて使うタイプの洗口液は効果面から見てもコスト面から見てもオススメ
  • 「薄めるタイプの洗口液」は濃くしすぎずに濃度を守って使用しましょう