歯だけでなく健康のためにも「よく噛む」ことは大切


よく噛んで食事をする」というのはいかににも健康的な行動ですよね?
そこで「噛む」ことと「健康」についての関係を少し取り上げてみたいと思います。

「噛む」ことのメリット

普段何気なくしている「噛む」という行動ですが、健康面・・・特に「自律神経を整える」ための行動として有効だそうですね。

自律神経のバランスが乱れてしまうと、冷え性や胃腸の不調、頭痛、気分が落ち込む…など関連した症状を挙げればきりがありません。

そして自律神経を整えるためには「リズム運動」がとっても有効で、ウォーキングなどの歩く行動はもちろん、「噛む」ことも立派なリズム運動となるので自律神経には良い影響を与えてくれるということになりますよね。



ちなみに歯周病や虫歯、口臭予防のためにも唾液を多く出すことがとっても大切なことですが、唾液がたくさん出るときには「副交感神経」というリラックス状態で優位になる自律神経を活発に働いてくれます。

この副交感神経を活発にさせるには「奥歯で食べ物を噛むことが重要で、逆に「前歯や犬歯などで噛む」と交感神経が活発に働くような作用があるそうで、こういったことを考えると「唾液をたくさん出したい場合には奥歯で物を噛む」ことを心がけ「ガムなどを眠気覚ましに利用する場合には前の歯で噛む」ということも有効だと思います。



・・・とはいえ、歯を全体的に使って「噛む」という行動によって自律神経のバランスが整うのであまり「噛む場所」を考えずになんとなく平均的に使用するのがよいとは個人的には感じてますね。

それにしても、食べ物を噛むことによって自律神経のバランスを整えるだけでなく、「消化が良く」なったり「脳の血の巡りが良くなってボケ防止」「満腹中枢が刺激されて食事量を減らすことができるてダイエットに効果的」などメリットばかりなんですよね。

逆を考えれば、「噛まないことのデメリット」がものすごいたくさんあるので、皆さんも虫歯や歯周病などのお口のトラブルにならないように適切なオーラルケアを心がけて快適に食事ができる環境づくりをして、「お口の健康から体の健康を良くする」ことを目指しましょうね。

この記事のまとめ

  • 自律神経のバランスが崩れると、「免疫力が落ちる、冷え性、下痢・便秘、心の不調」など幅広い部分で健康面に影響がある
  • この自律神経は「噛む」ことで手軽に整えることができるので「よく噛んで食事をする」ことは健康にも良い作用がある
  • もちろん「噛む」ことは、食べ物が砕かれて消化しやすくなる上に、唾液によって口内環境が良くなるので「一口で30回(せめて20回)」は噛むことを心がけてみましょう